2019年12月12日

木曽路コケと渓流 09 4/30 木曽町 油木美林

 添乗員さんによると、油木美林は日本有数の天然林だそうです。そこに来たわりには、森を見ずに林床ばかりをみています。といっても見わたしても見えるのは木の幹ばかりです。みんな同じように見えます。木曽五木といっても、葉っぱでも見比べにくいものもたくさんあります。
 滝に行く道だけではなく、林の中に入っていく道(登山道)もありましたが、閉鎖されていました。見られるのは滝への遊歩道沿いのみになります。みられる範囲も限られています。
 林のようすもよく見ながら道を引き返していきます。見つけたのは、根が浮き上がった木です。一般的には倒木の上で樹木が生長した後、倒れた木が腐ってなくなり根の下に空洞ができるとされています。これなどは、すき間が倒木っぽくはありません。残された株の上に芽吹いたものでしょう。
根上現象

 木の幹についていた、コケとシダの葉です。よく見るとコケには2種類あるようです。シダとしましたが、カヤのようにも見えます。
中津川市油木美林 シダとコケ

 すぐに駐車場に戻ってしまいました。出発時刻までまだまだあります。時間を取ってくれたわりには、余分にまわるところがなく早く戻ってしまったようです。
 駐車場の横に墓地があります。教会霊場と書かれています。近くにあった説明によると御嶽山信仰の信者の墓だそうです。墓石には○○霊神と書かれています。仏教でいう居士のようようなものでしょうか。
中津川市油木美林 霊人碑

 隅にあった石組みです。護摩壇が壊れたようにも見えます。山岳信仰と同様に護摩修行があったのでしょうか。
中津川市油木美林 教会霊場

 周囲の山の尾根の木です。天然林なのでしょうか。区別がつきません。
中津川市油木美林 尾根

 谷の合間から遠くの高そうな山が見えています。添乗員さんが確認を取ったところ、木曽駒ヶ岳であるとのことでした。山頂部はもちろん、手前の麦草岳まで雲におおわれています。
中津川市油木美林から木曽駒ヶ岳方向

 駐車場脇に1本だけがネコヤナギ咲いていました。
中津川市油木美林駐車場ネコヤナギ

続く............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記