2019年11月05日

関越索道旅 33    余談・感想など

<ホテルの評価など>
 ツアーに参加するといつも最後にはアンケートがあります。宿はどうだったかとか、バスはどうだったかとかに答えないといけません。大概は満足かほぼ満足にチェックを入れます。今回の宿に関しては違っていました。あまり評価を落とすようなことを書くのはためられます。個人的な好みもあります。今までは触れないできました。旅行記というのに宿のことがないというのもどうかということで、今回は書くことにしました。
 夜になると、天気がよければ星を見に行きます。終わって帰ってくると、寝ないといけない時間になっています。風呂に入って寝ます。朝になると起きて周辺を散歩して、朝ご飯を食べてから出発になります。こうやってみると、基本的には寝るところがあれば、他はどうでもいいことになります。部屋が広々としているとか、くつろげる施設があるといったものは一切関係ありません。従って、ゆっくり寝られれば基本的には「満足」のチェックです。
 いままでに評価が下げたことのある理由は、ぶ厚い掛布団しかかなく、かけて寝れば汗をかくくらい暑く、どければ震えるくらい寒いという場合です。他には、部屋の冷房が気分が悪くなるくらい効きすぎていたときとか、たばこ臭くて換気をしたくなったというのもありました。今まで最悪だったのは、非常階段を物置に使っていたところです。

 今回の宿について書きます。まず、1日目の宿です。一目見るなりショックでした。無数の照明でまぶしいくらいでした。完全に光害のレベルに達しています。非常識といっていいでしょう。建物の最上階から探照灯で地面を照らしています。何100mも先を照らすものです。これほど強力なものは必要ありません。この光からは逃れることはできませんでした。これだけで評価を下げる理由はじゅうぶんにあります。
 これだけの明かりがあれば、夜間にも部屋の中に入ってきます。寝られないというレベルではありませんが、安眠のためにはよくありませんでした。
 次に驚いたのが3階へいくのに階段が利用できないことです。これくらいの高さだといつもは階段を使っています。大きな建物だったので、非常時には階段が使えないと大変なことになります。1ヵ所や2ヵ所では足りないでしょう。ふだんから使えるようにしておくことも大切です。
 いったんあがった後は(非常)階段が使える事がわかったので、それを利用しました。1階側の出入り口は扉でふさがれ、廊下側からはどこかわからない様になっていました。廊下側に開くようになっていたので、使うときはゆっくりとあけないとだめでした。この階段も問題です。食事は2階だったのですが、2階側に出口がなく(おそらく食堂の作業場へ通じている)、いったん1階まで降りてから別の階段で2階まで上がり直さないといけませんでした。
 3番目の問題は、1階でトイレを見つけられなかったことです。部屋にトイレがあっても、外出直後とかではフロアのトイレをよく利用します。使いやすいということもあります。星を見終わった後(途中でも)はトイレに行きたくなります。この時に、部屋にあがるよりはフロアのトイレを利用した方が早くすませることができます。フロア案内図やトイレの案内表示を参考に探しました。見つけることはできず、やむなく部屋まで急行しすませました。館内はひろくトイレを探すだけでも相当な時間がかかっています。これだけ少ないのとわかりにくいのは問題です。ゲレンデからのスキー客が、トイレのために宿に入ってくることがないようにしていると勘ぐってしまいます。宿に着いて一番にトイレに行きたいときもあります。そのあたりのことはどう考えているのでしょう。
 些細なことですが、フロントで質問をしたのが通じませんでした。東アジア系の従業員だったようで、片言の英語で何とか答えをことができました。日本にいて英語を使わないといけないというのもショックでした。
 以上の理由で、宿の評価は施設もてなしとも最低ランクにしてもよかったのですが、下から2番目にしておきました。かなり甘い採点です。

 2日目の宿です。こちらも、1日目ほどではないにしても、周辺が明るすぎます。同じように建物の最上部から斜め下に向かって探照灯で照らしています。正面玄関側は照らされていなかったので、こちら側で星を見ましたが、街灯も多くうまくいきませんでした。星空観察会の会場を開放してもらえたらこの分は帳消しにできたでしょう。なんでもオーナーさんがここを利用するときのヘリポートだそうです。使うときは利用できませんというのではだめなのでしょうか。自分のところに還ってきます。考えてみてくれませんか。
 下調べをしたときには、下にあるレストラン?の駐車場あたりも星見の候補に入っていました。当日はきれいに忘れていました。12時になったら照明は消えるそうです。それを知っていたら、一眠りしてから星を見ることはできたでしょう。といっても、当日は半月(下弦)でした。夜半過ぎには月が昇ってきて星見はできなくなります。実行したとして、何時間みられたのでしょうか。
 ここで気になったのは食事会場です。バイキングでした。たくさんの料理が並べられています。それぞれを少しずつとっても相当な量になります食べきれません。好みのものを選ぶということになります。ここで、バイキングだということがネックだと感じました。料理の種類が多いとなると、それだけ並べてあるところが長くなります。取らない料理も出てきますから列の進みは速くなりそうですが、パスしすぎてとるものがなかった場合もありますから、料理選びも慎重になります。たくさんある分だけ料理をとるのに時間がかかるでしょう。
 すいていれば開いている料理を直接取りにいくことができるので問題はありません。開店直後の混雑時間は並ぶのに時間がかかりそうです。目移りしそうなものを前にして悩むよりは、少ない種類の料理の中から選んだ方が良さそうです。種類が多いというもの困りものだと思いました。半分か3分の1くらいでもよかったような気がします。
 ここでも、外国人の従業員がいました。どうも留学できていて、実地研修としてここで働いているようです。この時期には、このようのことがたくさんあるのでしょうか。1日目の宿の従業員もこれだったのかも知れません。
 ここで他に気になったのは窓ガラスのハーフミラーくらいです。夜間は外の景色が見えにくくなります。これも無意味でした。電波時計が狂っていたというのもありました。室内に電波が届かないのでしょう。
 外が明るく星が見られなかったので、施設食事もてなしとも評価は下げさせてもらいました。真ん中のランクです。

 アンケートには食事の項目もあります。これについても触れておきます。ずば抜けておいしいというものがわかりませんから、グルメのレポートはできません。
 1日目の夕食です。六日町の名物ということで本気(マジ)丼でした。結論から言えばわざわざここまでいって食べるほどのことはなかったというのが実感です。魚沼のおいしいご飯を素材にして名物ということのようです。どんぶりにしたことで、かえってご飯の味を損なっているような気がしました。
 おいしいご飯はそれだけで食べられます。他のものと、違ったものを食べて、味の変化を楽しむというのはあるとはおもいます。どんぶりにして上に乗せたり、酢飯にしてしまうと、魚沼のコシヒカリであろうと、自主流通米であろうとも鈍感な舌には区別がつきません。結局、おいしいご飯だったのかどうかわからずじまいです。
 前回も書いたように、ここによるのはだいぶ遠回りになっています。直接宿にいってそこで食べてもよかったような気がします。こうすることでだいぶ経費が安くなったのかも知れません。
 2日目の昼食も、魚沼の米を使った御膳でした。ご飯は名前に恥じずいけました。おかずに鮭の味噌漬けを焼いた物がでていました。この鮭の油がまわっているような味がしていました。味噌漬けにするとこのような味になるのか、それともこれが味噌漬けの味かはわかりません。気分が悪くなったので食べきってはいません。
 3日目の昼食弁当です。はっきり言って普通です。よかったのかコメントできるようなものはありません。ということで評価的には一番上のレベルです。弁当で困るのは、大きな容器を水平にして持ち運ばないといけないものが普通です。今回はバスの中に置いていたので、持ち歩くことはありませんでした。形状的には考慮されていたような気がします。記憶が曖昧で済みません。
 夕食(の軽食)については苦手なものが入っていたので食べてはいません。評価の対象外です。

<カメラの修理>
 立山でカメラを落としたときに、内蔵時計がリセットされました。それまでも、電池の交換をするときに、リセットされることがたびたびありました。だいたいは、いきなり電源が入らなくなり、オンオフをやり直した後で電池を交換するとリセットされているというものでした。
 立山から帰ってきてから、電池を抜いてしばらく置いてから再び差し込むと、リセットされるというのがわかりました。時計動作用の電池(コンデンサー?)がだめになって、時計を動かせなくなったようです。
 中国地方への旅行が終わってから、カメラの修理に出しました。今回の旅行に間に合うかどうかはわかりませんでしたが、カメラはもう1台あります。間に合わなくてもこちらを使うことができます。ついでにいきなり電源が切れることもいっておきました。修理は意外と早く返ってきました。メインで使ったのは修理に出した方です。
 旅行中、このカメラで星の写真を撮影すると、バルブでのシャッターが100分の1秒で動作します。空が明るかったので、マニュアルの長時間露出で対応しました。中国地方に行ったときは、動作していたようです。帰ってきてから調べると、リモコンスイッチではバルブが正常に動作するようです。いきなり電岩が切れるということはなかったようです。
 カメラの営業所に電話して、シャッターの動作不良は有償修理となるのかと聞いたところ、無料でいいとのことでした。ということで修理に出し直しました。ついでに古い修理票を探していると、販売店がつけた5年間の保証書が出てきました。これがあるのに気がついていれば、旅行前の修理は期限が切れる直前だったので、無料でできたことになります。後の祭りです。
 撮影した画像を見ていると、初日の最初のほうから大きなゴミがついています。形からすると、レンズの裏キャップの破片でしょう。3日目の朝に確認したときには、これがあるのがわかりました。吹き飛ばしてなくなったのを確認しました。それでもその後の写真には、同じ形をした物が写っています。よく見ると、なくなったはずのものは隅っこに移動しただけで、何度か写している内にまた中心のほうに戻ってきたようです。

−−歩数です−−
 1日目7716歩、2日目19155歩、3日目15737歩で合計42608歩になります。いろいろとまわったわりには少なめかなと思います。
 2日目の朝の散歩が終わった後に添乗員さんからだいぶ減量できましたかと聞かれました。この時点ではまだ、2000歩程度でした。歩数計に脂肪燃焼量の表示があったのを後で気がつきました。

−−−完−−−


posted by ヨッシン at 23:57| 旅行記