出発したバスは最初にシルバーラインをとおります。この道は元々は奥只見ダムの建設用に作られたものです。工事用のためトンネル区間は長い上に内部は狭く、岩肌がむき出しになっています。大型バスとすれ違う度に、行き違いのできそうなところで止まりやり過ごします。対向のバスが止まってくれることもあります。すれ違っていくバスはすぐ横を通ります。これはみていると迫力があります。昼前に通った時はそれほど対向車はなかったのですが、今はかなり増えています。
何とかトンネル区間を過ぎて見えてきた景色です。緑色の針葉樹はアオモリトドマツでしょうか。

来た道を引き返し、小出ICから関越道に入ります。小千谷IC付近からは、越後三山が見えていました。左側には荒沢岳も見えます。

米山SAで休憩が入ります。ここからは佐渡島が見えるのでいってみました。床面に2つの山が並んでいる絵が描かれていたのでてっきりこれだと思ってしまいました。正しくは弥彦山と角田山です。

こちら側が佐渡島になります。

佐渡島は、柿崎付近からだと日本海の遠くに浮かぶ島のように見えます。

糸魚川の姫川を渡ります。このあたりでも遠くに山なみが見えます。佐渡島ではなく能登半島のようです。だいぶ日は傾いてきています。

二回目の休憩は有磯海SAです。太陽ほとんど沈みかけています。

再びバスは西に向かって走ります。正面に太陽が見えるのでまぶしくて運転しづらいと思います。運転するときのこのような時間帯は避けています。空をみていると不思議な雲ができていました。真ん中が黒くてまわりがあかね色に光っています。太陽の反対側に黒い筋が延びています。

滑川付近で太陽は沈んでいきました。

富山駅に到着です。荷物を受け取って新幹線乗り場に向かいます。途中で、富山地方鉄道軌道線の富山駅前を通ります。路面電車が並んでいます。

富山駅での待ち時間は30分ちょっとです。いったん解散となりますが、トイレ休憩のようなものです。すぐに集合です。
駅で菊花展をやっていたようです。名残の菊が置かれていました。

再び集合して新幹線に乗ります。ここで、同じ会社のいくつかのツアーと一緒になります。といっても添乗員さんごとに別行動です。大阪までは途中の金沢での乗り継ぎがあります。待ち時間が10分ちょっとしかないグループもあるようです。来るときは列車遅れのためにうめく接続できませんでした。帰りは遅れても特急は待ってくれるでしょう。我々は1時間ちょっととだいぶゆっくりしています。
新幹線で弁当を広げます。同じ事を考えた人がいるようで、何組かが昼の弁当を開けています。隣の人は富山駅で買ったようです。
金沢に到着です。時間がいっぱいあるので、駅構内を歩き回ります。ちょっと荷物が邪魔です。土産物とベーグルの代わりに食べるパンを買いました。パンではなく駅の立ち食いそばでもよかったようです。気がついたのはパンを買った後でした。土産物は買わないといけない先があったことを忘れていました。余分に買ったものを使いました。
時間になったので、集合して特急に乗り込みます。来るときに隣だった人とは離れた席になっています。話をしたいので隣にきたいといいます。動き出すまでは空いているかわからないので、動き出してからにしようと提案したのですが、添乗員さんに相談に行きました。添乗員さんは車掌に聞きに行こうとしましたが、すぐに戻ってきてその人の隣を使うようにといいました。そちらに移動します。
星の話とかを聞かれたのですが、それほど長続きはしませんでした。途中の駅で乗ってくる人はほとんどなく貸し切り状態でした。添乗員さんは、座るはずだった席にずっといました。空いていた席は添乗員さんが座る席だったようです。
添乗員さんからは帰りの下車駅のことを聞かれます。一応最寄り駅で降りたいといいましたが、特急停車駅でないとだめだという返答です。それなら高槻で特急を降りるが新大阪ででられるように手配して欲しいとお願いしました。最終的にもらえたのは最寄り駅までの下車用の切符でした。
最寄り駅までは、乗り継ぎがあります。山科駅の手前で電車を追い越しました。接続はこれかなと考えていました。長岡京駅付近でももう一台追い越しました。急げばこちらに乗れそうです。
高槻駅では、他に2組が降りました。みんな同じ駅までのようです。こういう偶然も珍しい部類に入ります。ホームを歩いていると1組はエレベーターを使うので先に行って欲しいといいます。もう1組は、時刻表のところで待っています。このホームから電車がでると思ったようです。こちらではないといって、誘導します。説明にもたもたしていたので、階段を降りているときに長岡京で追い越された電車は行ってしまいました。この駅ではこういうことはよく起こります。
山科で抜かれた電車に乗って最寄り駅に到着です。改札をでた先はみんな別々の方向です。最後のあいさつをして家路につきます。無事自宅に到着です。