この付近の店はどこも開いていません。どこか便利なところまで送っていくことにしました。といっても、交通の便が良さそうなところは可部までありません。戸河内ICの近くは道の駅があり、ここからでるバスも停まるということで、ここまでということににします。昼食時間なのでここで何かを食べることもできるでしょう。後で調べてみると、可部の手前の安佐まで行けばバスの本数は格段に増えたようです。近くの広島北ICから山陽道に入ることができたので、ここでもよかったことになります。やってきたバスの運転手さんはコースの情報は教えてくれませんでした。
道の駅まで送った後は、目の前のICから高速道路に入り、大阪を目指します。西に走っているとだんだん台風の影響が薄れてきたように感じます。宝塚の渋滞は避けたいのでどこかで時間をつぶしたくなってきました。走っている内にだんだんクジラが見たくなってきました。あまりよる機会もないので、行ってみることにしました。庄原ICで高速道路を降ります。
クジラはここから北に入った山の中にいます。比和というところです。場所を見落としてはということで、カーナビをセットしておきます。何とか到着です。思った以上に距離がありました。
クジラのいる場所です。比和自然科学博物館といいます。閉まっているように見えます。入口前に道路ができたので出入りが不便になったためでしょうか、入口は別のところに移転しています。

こちら側が入口になります。自治振興センターとの併設になっています。入口の受付で入館券を求めます。台風接近で風が強くなっているようなので思わずやっていますかと聞いてしまいました。

展示室です。この部屋では、中国山地の動物や地質、民具が展示されています。

この博物館は、モグラ博物館といわれるほど、モグラの展示は豊富です。近い仲間であるネズミ類の標本もたくさんありました。ここでは、毛の感触を確かめてくださいということで、触っていいようになっています。すべすべふわふわで最高です。一度触ってみるといいですよ。

今まわったところは本館で、地学分館というのが別の建物にあります。こちらがその建物です。市役所比和支所に併設されています。今日は土曜日で支所はお休みです。入口と分館に通じる階段が開いていました。

こちらの展示室です。両脇の戸棚には化石や岩石の標本がびっしりと詰まっています。引き出しを引っ張り出して真ん中のテーブルでじっくり見てくださいというシステムのようです。これを見るだけでも1日はかかりそうです。

これが本命のクジラです。この近辺からはクジラの化石がたくさん発掘されています。といってもどちらかというと、発見されたのは庄原の市街地近くのほうが多いようです。全身骨格が見つかったものがいくつか並べられています。恐竜なみにその大きさに圧倒されます。中国山地でクジラウォッチングと書かれた看板の一部が写っています。

続く