「コ」の字の縦の辺を下から上の方へと歩いて行きます。対岸の岩を見ると、川と直角方向に縦の割れ目がたくさん入っています。割れ目の方向は「コ」の字の底辺の方向と一致します。

遊歩道沿いの岩の上にも所どころで水が浸みだしてきて、表面を流れ落ちています、ここの岩肌も珪藻で赤くなっています。

向こう側の川岸にある岩の割れ目は、ずっと続いていきます。大きくえぐれているところは、岩盤がずれ動いた小さな断層かも知れません。

遊歩道側には、水が流れているところがあります。この部分は、まわりより深くえぐられたようになっています。川岸に見えていた窪みと同じものでしょう。

さらに進んで行くと、縦に掘ったような溝があり、そこから水が湧き出して流れ落ちていました。岩盤の大きな割れ目は地下水の水路となり、水が湧き出してくることもあります。

この2つが、大政とか小政とか呼ばれているもののようです。2つ目のものは道の曲がり角にありました。
時間的にも戻り始めていないといけない頃合いになっています。目的の場所と思われる所に着いたようなので、ここから引き返すことにしました。
最後に見たものが、大政と小政のセットなのかは後から見ると疑問なところもあります。大政からすぐ先には橋があるのですが、それは見えていませんでした。このあたりは川が見えなかったためではなさそうです。GPSロガーの記録は角のところまできたようになっています。問題は、電波の入りが悪くて正確に場所が読み取れていないことです。150mほど川から離れている印がたくさんあります。
時間切れだったということにしておきます。急いで戻ります。途中はゆっくり景色を見る余裕はありませんでした。そのわりには足元にいたガマガエルはしっかり見ています。

制限をした時刻までには駐車場に戻ることができました。横の建物の裏には、線路が残されていました。ここまで鉄道が敷かれていた名残です。

続く.