2019年09月13日

中国山地復興割 39 10/06 安芸太田町三段峡へ

 台風がだいぶ接近してきています。状況が気になります。わかっている範囲では、出発前の予想通りのコースと速度で進んでいるということです。宿に到着した時点での位置は屋久島の西方約400kmの海上を北に30km/hほどで進んでいるということです。このまま北上を続け、夜半過ぎから向きを北東に変え、6日朝に朝鮮半島南部から日本海に抜けて進みそうです。強風圏内に入るのは晩遅くから、最接近は昼過ぎになりそうです。
 夜が明けたときの空です。厚い雲が垂れ込めています。雨もパラパラと降っています。風も強めです。状況がよければ深入山に登ってみようかとも思っていたのですが、無理なようです。やめにしました。
安芸太田町 深入山朝の天気

 食事までは、温泉に入って時間をつぶします。セラミック温泉といって特殊なセラミックで殺菌除菌ができているそうです。そのしくみについては、全く理解できません。
 食事をすませます。温泉に入っているときなどもそうでしたが、他の宿泊客の姿を見ません。みなさんは台風の影響でキャンセルしたのでしょうか。
 宿のロビーには珪化木が置かれていました。北海道名寄市出土のものだそうです。
安芸太田町 深入山名寄の珪化木

 会計をすませて出発します。当然、宿泊証明も書いてもらいます。
 これからどうするかです。台風は西側を通過しています。西に行くのは危険です。最接近が昼過ぎになりそうなので、午前中ならぎりぎりどこかに寄れるかも知れません。ようすを見ながら行くことにします。とりあえず三段峡を目指します。昨晩見た入口からではなく、山を下ったところから入っていきます。
 宿前から広い道路に出て山を下り始めたところで、道脇に小さな祠のようなものがあり、横に石碑もあります。見ると深命水と書かれています。名泉のようです。
安芸太田町 深入山深命水

 山を下って行きます。時々強い風が吹きつけている音が聞こえてきます。これだと歩くのは無理かなと思ったりもします。三段峡の入口にいってみました。閑散としています。駐車場は有料なのですが、誰もいません。風のこともあったので、ここは次回ということにしようと考えました。さらに、山を下りて行きます。
 戸河内ICの前に道の駅と産直広場があります。野菜などを買って帰ろうとよっていきます。ここでは、風はほとんど吹いていません。これなら三段峡は歩けそうな気がしてきました。駐車場でも、風はそれほどという状態ではありませんでした。三段峡に引き返して、昼前には戻ってくるように歩くことに方針変更です。駐車場は係員がきたら支払うことにします。
 三段峡駐車場に戻って歩き始めます。雨はわずかに降っていますが、傘がなくてもという程度です。念のために持っていくのと、強くなったときのために合羽も用意しておきます。
 遊歩道を歩いて行きます。最初に橋を渡ります。そこから見た三段峡入口です。このあたりは長淵という流れの緩やかなところが続いているそうです。
安芸太田町 三段峡入口

 遊歩道の横に大きな岩がせり出しています。渓谷っぽくなってきました。何とか返しの岩とか名前がありそうですが、書かれているものを見つけることはできませんでした。
安芸太田町 三段峡入口の岩

 遊歩道は林の中を通ります。長淵の、木々の間からやっと見えています。
安芸太田町 三段峡 長淵

 流れが速くなって、白い泡が目立つようになっています。寺が瀬という場所ですが、かろうじて瀬というのがわかる程度です。
安芸太田町 三段峡 寺が瀬

 このまま林の中を歩いて行くのでしょうか。頭の中には、芦津渓谷のことがよみがえってきました。
続く.......


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記