岩谷堂遺跡の上にも洞窟がありました。鍾乳洞です。岩陰遺跡の岩も石灰岩です。どうしてこんなところにと思いました。でもよく考えると、ここに来る道を曲がらずにまっすぐに行くと上石です。帝釈台の中心地です。大きな石灰岩台地が広がっています。その縁がこの近くまで広がっていると考えれば、別段不思議なことではなさそうです。
道をまっすぐ進み、民家が見えてくる三叉路のあるところの近くにあります。車は、少し先のところに止めました。
枝分かれした川の左岸を通っていくと書かれています。建物があってその横の崖との間は草むらのようになっています。反対側に抜けたところに橋があるとも書かれています。この橋も見つけられません。仕方なしに草むらの中を分け進んで行くと、崖の方に上がっていく階段が見えました。ここを登ると洞穴が見えてきました。平谷洞窟に到着です。

入口横の壁です。岩石は石灰岩です。横方向に削られてできた溝があります。溶食ノッチです。この高さで水が流れていたことを示しています。

入口に少し入って奥を見たところです。深くて奥まで光が届いていないようです。

入口の横にスイッチがありましたので入れると、中で蛍光灯が光りました。中の見学ができるように取り付けられたようです。岩陰遺跡の上の洞窟にもスイッチがありました。こちらは何も起こりませんでした。蛍光灯が切れていたようです。

かなり狭くなっているところもあります。蛍光灯の明かりのおかげで難なく進む事ができます。

奥まで進んで行くと天井にコウモリが止まっているのが見えました。写してみたのですが、後ピンです。もう一度やり直そうとしていると、どこかに飛び去っていきました。

さらに奥では、何匹かのコウモリがいったり来たりしています。適当なところにピントを合わせておいて、向こうから近づいてきた音を聞いてタイミングを計り、シャッターを押すと、飛んでくるところを写すことができました。ストロボを炊いています。

この奥は蛍光灯が切れていたのか真っ暗です。カボチャ型の鍾乳石と書かれていたのですが、見るのはあきらめて引き返します。
続く...............