2019年08月12日

花火大会の奇妙な交通整理 その3

 今回は、交通規制の区域や方法についての問題点について書きます。わかりやすくするために、地域の概略図を作ってみました。細かい道路等は省略し、かなりデフォルメしています。
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 図中の太い2本線が幹線道路です。図の左半分、東西方向の2本と南北方向の1本の幹線道路で作られた「コ」の字型の内側が車両通行止めの対象区域です。黒太線が、緊急自動車のみが除外される道路、灰色線が地域車両も除外される道路です。丸印は信号のある交差点です。矢印は一方通行道路の進行方向です。前回までで言及していたのは、真ん中付近、病院・スーパーと書かれているすぐ下の交差点です。ここを交差点※と呼ぶことにします。かなり広い範囲にわたっています。南北は1.5km、東西は1kmあります。
 通行規制中の車の動きを見ていても、ふだんより少なくなっているとはいえ、かなり多くの車が問題の交差点を通過します。これだけ多くなる原因はどこにあるのでしょうか。
 まず、周辺道路はよく渋滞します。花火があるともっとひどくなっていると予想されます。早めに地域内に入ればある程度は回避できます。そのために交差点※の交通量が増えるようです。
 地域の人達の意識も関係しているかも知れません。この区域内の全戸に、地域車両証明書のようなものが配布されています。規制区域内を通る場合はフロントガラス前面に掲示するように書かれたものです。車を持っていない家にも配られます。もちろんこれがあれば規制区域内のどこでも通ることができます。このようなものが簡単にもらえることによって、地域の人にふだんどおり通っていいのだという意識がでないでしょうか。車両での通行は控えてくださいと書かれていても意味のないことです。必要のない人の証明書を他人に渡してこれで通りぬけたらということはないでしょうか。
 少なくとも、証明書で通行できる区域が狭まられれば、交差点※を通過する車の量は格段に減らせるような気がします。○○町○丁目はこの範囲のみ通れますのようにです。出入り口を決めればいいと考えていました。よく考えてみると交差点※も地域車両も通行止めにすることによってこれが可能なようです。すくなくとも、北側の区域、南側の区域にわけることができます。曲がりくねった狭い道とはいえ迂回路もありますから渋滞に巻き込まれる以外は困ることはないはずです。交差点※を通行止めにすると人の流れも格段によくなります。検討の余地は十分にあると思います。というより、人の多さからみて地域車両も規制していないこと自体が問題だと考えます。
 交差点まで来て、その先進めないとなると人混みの中でのターンが大変です。それを確保する意味で、交差点※を通る南北方向の道路のクリニック前から病院駐車場入口前までをあわせて規制した方がいいようです。

 車を多くしている原因のもう一つは証明書の配付にもあります。これを許可制にすれば、その手間のために車の使用をあきらめる人がたくさん出てくるような気がします。時刻・経路・使わなければならない理由などを詳細に書かないととなるとやめておこうとなるでしょう。手続きにいく手間とか返信用封筒に切手を貼ってとかいったことでも控えておこう。もう少し待てばということになりそうです。許可証発行の手間は大変ですが、その分、当日の交通整理の手間が少なくなります。差し引きしてもおつりが出てきます。

 ここまででの、改善の提案は、交差点※の地域車両通行止め(クリニック前から病院入り口前まで)と、地域車両の許可制です。
 まだ提案したいことが残っています。言葉を選びながら書いていますので意外と時間がかかっています。今日はここまでにします。また次回回しとなってしまいました。

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記