2019年08月09日

花火大会の奇妙な交通整理 その1

 昨日の花火大会での交通整理の方法が気になったので、書かせてもらいます。
 花火大会で人がたくさん来るというので、花火大会周辺の道路は車両通行止めの交通規制が敷かれていました。最近は車が暴走して人の歩いている中に突っ込んだという話をよく聞きます。この点からすると、人の多いところでは、車の通行を規制するのは当然だと考えます。
 通行規制は2段階で敷かれていました。緊急車両のみを規制の対象から除外する区域と、緊急車両と地元車両を除外する区域です。規制区域内ではたくさんの警察官が来て交通整理にあたっていました。その中で、緊急車両のみを除外する東西に延びる道路の東端の交差点での交通整理の状況をかいてみます。
 まず、交差点の概要です。東西方向と南北方向の道路が交差しています。この交差点には信号機が設置されています。夜の11時を過ぎると点滅信号に変わります。交差点に南側から進入する道路は北行きの一方通行になっています。南北方向の道路の東側約200mの所に平行に幹線道路があります。ここはふだんから渋滞の激しいところです。そのため、ふだんは東に向かって車列ができ、この交差点を越えて続くことがあります。車両通行止めの交通規制はこの幹線道路から西側の区域に敷かれています。当然交差点につながる道路は全て交通規制の対象となっています。
 交差点の北東側に中規模のスーパーがあります。北西側は大型の緊急指定病院です。救急車の出動状況を見ると出入りはなく救急患者の受け入れを停止ていたように思えます。東西方向の道路は歩道は段差で区別されていますが、人がすれ違うのがやっとの広さです。交差点の西側は、歩道は北側だけになります。
 花火大会での人の流れです。交差点から西に進むと花火大会の主会場になります。大半の人はこちらに向かっているようです。交差点から北に進んだところに大きな公園がありここも見学場所となっているようです。3−4割程度はこちらに向かっているようです。
 最寄り駅は南東方向にあります。駅からは、いったん北上してからこの交差点に向かって西進するコースと、西に進んでから(実際には少し複雑になるが)この交差点に向かって北上してくるコースになります。普通は後者のコースをとってくるようです。市内中心部からも、いったん駅の少し北側を通るしかありません。他のコースは特定の地域の人に限られます。花火大会の見学者の大多数はこの交差点を通過することになります。ほとんどの人がこのどちらかのコースを進んできてこの交差点で交錯することになります。人の多さでいえば、日曜日の心斎橋筋なみです(それ以上かな)。

 交通規制で感じた問題点です。1点目は、この交差点の信号が停止されていなかったことです。そのため、交通整理員は、信号に合わせて人の流れを止めることになります。そのため流れが非常に悪くなっています。ところでここでは交通規制が引かれていて、ふだんに比べて交通量は極端に少なくなっています。このようなところで、信号機を作動させる必要があったのでしょうか。車が交錯するなら信号機は必要ですが、ほとんどこないので、来た時だけ対応すればいいだけの話のはずです。信号が変わる度に、信号を守らせようとする労力も大変なものになっています。この分を他に回すことにできたのではないでしょうか。
 一昨年は、この交差点の信号機は止められていました。そのため歩行者はほとんど停滞することなく進む事ができました。これと比べて大きな違いです。一昨年はこのことで何か大きなトラブルがあったのでしょうか。昨年は、地震の影響で花火大会は中止となっています。2年も経ったら、昔改善したことは忘れてしまったのでしょうか。
 個人的には、この交差点への車の進入は地域車両も含めて禁止にしてもよいと思っています。緊急車両のみ除外されている地域以外の地域住民は、ここを通らなくても迂回する道があります。地域住民の中には、周辺の道路が花火で渋滞するのでこちら側にまわってきているとみられる節もあります。

まだまだいいたいことがあります。今日は疲れたし時間もだいぶ経っていますので、また明日(明日になっていますが)以降に続編を書くことにします。

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記