洞の原1号墓です。一つの隅にだけ、石が敷き詰められています。ここを通って墳墓に上がっていったようです。

横にある堀立柱建物です。手前の3本の柱穴はまっすぐ並んでいません。棟木を挟むように立てられていたようです。ここのものは墳墓に近いために、祭祀関係のものが保管されていたのと考えられています。たて穴住居も、神官のような人が住んでいたとされています。

ここの墳墓群は、小さなものがたくさんあります。

大きなものは2個ほどだったようです。

墳墓群の端まで来て、振り返って見たようすです。大きなものが並んでいて、そのまわりに小さなものがたくさんあります。

反対側を見ると、弓ヶ浜がカーブしながら伸びているのが見えます。

丘陵の続きです。この先にも遺跡が続いています。

尾根に続く道の向こうに復元された、堀立柱建物が見えます。ここの集落の周囲には弥生時代によくみられる環濠の跡があるそうです。不思議なことに、それも後の時代には埋め立てられてしまったようです。史跡全体にも環濠がないというのは、山陰地方の弥生時代の遺跡の大きな特徴だそうです。

続く...............