峠を越えて岡山県に入ります。家に帰ってだいぶ経ってから気がついたのですが、この峠は辰巳峠です。植物化石が採れるところで有名です。カエルや鳥の化石も見つかっています。だいぶ前に採りに来たことがあります。道が新しくなってだいぶ雰囲気が変わっていたようです。
まっすぐ進んで国道179号に突き当たったところで北上します。再び峠を越えます。ここは人形峠です。ウラン鉱石を採掘していたところです。峠に資料館がありますが、今はその下をトンネルでぬけるようになっています。ここも前に来たことがあるのでパスです。峠を越えると再び鳥取県です。
谷に沿って下って行くと、国道482号線が分岐します。こちらの方に入ります。進んで行くと福山不動滝と書かれた案内標識がありました。こちらの方に行ってみます。道が分岐するところに展望駐車場があります。ここに車を駐めて滝を見に行くことにします。
駐車場の向かい側に採石工場があります。奥の方で土砂を採っているようです。削られてできたた窪地があります。

砂が積み上げられていました。真砂土をとっているのでしょうか。土の白い色と円錐形の形がきれいでした。

駐車場の隅に2等三角点があります。標高は465.9mです。

滝へどうやっていくのか書かれた案内図のようなものはありません。階段を下る道しかありませんから、とりあえずここを下りていきます。
滝が見えてきました。これが福本不動滝なのでしょう。

少し広くなった所がありますが、ここから滝は上から見下ろすような感じになります。それも、木々のすき間からわずかに見えるだけです。

よく見えそうな場所を探したのですが、これ以上の場所はありませんでした。
車で走ってきた道が上に見えています。そこから見えないかといってみました。橋の上からわずかに見えるのですが、ここからも滝の落ち込み口しか見えません。

滝はあきらめて引き返すことにします。国道に戻ったところで別の説明板がありました。福本のツバキと書かれています。歩行者の休憩場所や道標になっていたようです。この付近にある大きなヤブツバキの木はこれしかありません。書かれているように樹勢は旺盛というのにほど遠いようです。

この近くには、何本かの若いツバキの木が育っています。世代交代といったところなのでしょうか。

続く...............