このところ、望遠鏡を担いで出かけられていません。計画を立ててどこかに出かけたいものです。今まで出かけた旅行の記録作成ができていない分がだいぶたまっています。これがなくならないうちは、計画を立てる余裕はありません。思い出せるうちに何とかしたいのと、文章を書くのに追われて、他のことを考えている時間が作り出せません。本家の方の更新もおろそかになっています。こちらも何とかしたいものです。
それでも、星を見るだけはいっておきたいのもあります。いろいろと時間だけが過ぎていきました。あるとき、先の水害によって被害を受けた府県への宿泊費の補助が出るという記事を見ました。これに乗って、旅行するのもいいのではと思い始めました。あまり細かくは調べている余裕はありません。できるだけ簡単にできる範囲ですませることにします。
復興割りをもらえる条件は、災害のあった11府県の内2府県で予約の上宿泊することです。広島・岡山・愛媛の3県は1泊6000円、その他の府県は1泊4000円です。広島・岡山各県で1泊ずつする事にします。補助が出るので宿泊費はいつもより少しくらい高くてもいいでしょう。
星を見るのが目的なので高い山のある所にします。休暇村の蒜山が岡山県にあります。ここを候補にします。広島県の山側でもう1泊できるところを探します。同じく休暇村の吾妻山・帝釈峡があります。使った直後ということで他を探します。休暇村吾妻山の近くに道後山高原荘と広島県民の森、安芸太田町にいこいの村ひろしまというのを見つけました。道後山高原荘はスポーツ施設の中にあります。照明が心配なのと蒜山から近いということで、県民の森は宿泊者数の制限にかかります。残ったいこいの村ひろしまを2泊目とします。
次は日程です。9月は甑島を申し込んでしまいました。従って行くのは10月になります。2日が下弦で9日が新月です。日程は3から11日くらいの間に絞られます。曜日で考えてみます。高速道路は土日祝日に割引がありますからこれを利用したいものです。6日が土曜日ですから、6日に帰ってくるか7日に出発するかのどちらかです。
これにあうように、宿の空いている日を探します。ネットで見る限りは、休暇村蒜山は4日しかないようです。いこいの村は大丈夫です。これで日程が確定できそうです。宿の予約は甑島から帰ってきてからにします。
予約は9月の中旬になりました。一応ネットで確認してから申し込みます。いこいの村は大丈夫だったのですが、蒜山は無理だといわれました。休暇村奥大山は蒜山とさほど離れてはいません。こちらの方はだいぶ宿泊人数に余裕があるようです。鳥取県にありますから補助額が4000円と少なくなります。もらえるだけましということで奥大山にしました。予約はしっかりと取れました。
予約が終わったものの、宿2軒の間の距離を見ると結構あります。1日で移動するのには無理がありそうです。間にもう一泊入れる必要がありそうです。よく考えてみると、4日出発にしたのは蒜山がその日以外は空いていなかったからです。奥大山にしたのなら、3日出発にしても大丈夫です。
何かないかと岡山県を中心に探したのですが見つかりません。一度探していますから当然でしょう。ここで浮上してきたのが道後山高原荘です。照明がどの程度なのかが心配です。それが大丈夫ならここにする事にします。電話で確認したところ、あまりないということです。こちらを間に挟んで、奥大山を一日早くすることに変更しました。奥大山は下弦の翌日になります。月明かりが出る前に星見は終わっているので大丈夫でしょう。
決まったところで、次は復興割りの申請書類を作る準備をします。インターネットからダウンロードすることができます。一括で申請できるかなと思っていたのですが、提出先は宿泊する各県ごと別々です。そのわりには、同じ建物の中(同じ部屋?)が申請先になっています。おまけに様式が微妙に違っています。こちらで作らないといけないのは、申請書(請求書)と行程表、旅行者一覧表です。他に宿泊施設で書いてもらう宿泊証明書があります。これは、旅行に忘れず持っていって、記入してもらわないといけません。県ごとに違いますから、間違えずに書いてもらえるよう渡さないといけません。
車を走らせる道と、途中にある観光場所もチェックしておきます。大山までは普通は米子自動車道で江布まで行きますが、早く着きすぎます。鳥取道で西粟倉まで行き、そこからは地道でいくことにします。作用JCTからは無料なので、高速道路料金は半分ほどになります。西粟倉からは志度坂峠道路で智頭にぬけ、国道53号を北上し、用瀬から国道482号を西進、上斎原で国道179号に入り北上、途中人形峠を通ります。三朝町で国道482号に入り南西に進み県道325号か国道313号で蒜山にぬけます。ここからはいくつかコースがあります。その時で考えることにします。
2日目です。大山から庄原にぬけます。大山の東側はまだ行ったことがないので、環状道路を西廻りに回ることにします。大山滝とか船上山とか見所がありそうです。大山寺まで来たら北側に大山を下りて行きます。その先に、伯耆古代の丘公園や白鳳の里があります。ここからいったん西に走ることになります。米子市内の渋滞は避けたいので、山陰道を西に走り米子西ICまで行きます。ここからは時間の都合によるのですが、北上して境港や、玄武岩溶岩でできた大根島などは見学地としては魅力です。再び米子西ICまで戻ってきて国道180号を南下、国道183号に入って進んで行くと道後山に着きます。
3日目です。道後山から安芸太田町深入山のいこいの村ひろしまに向かいます。基本的なコースは、国道183号で庄原市街にぬけ、国道54号を西進し広島市安佐北にぬけ。そこから国道191号を西に進むと深入山に到着します。庄原の南側に上下という宿場町があります。そこから三次市に戻ったところにみよし風土記の丘があります。安佐北は昨年水害の被害に遭ったところです。深入山に入るすぐ手前に三段峡があります。このあたりは見ておきたい所の候補になります。三段峡は時間がなければ翌日回しということもできます。
4日目です。深入山周辺をまわって帰ることにします。前日に三段峡に行けなければ、一番にいきます。その後は、国道191号を西に向かいます。途中分かれて匹見峡へ行くこともできます。そこから先の道は狭そうです。191号に戻って益田市にぬけてもいいでしょう。調べた限りでは、益田市には見るものはあまりなさそうです。益田からは国道9号線を南下します。匹見峡からまっすぐ9号線にぬけることもできます。そのまま行けば山口の方までいてしまいます。行き過ぎなので津和野から南下する国道187号に入り、中国自動車道に出合った所から、自動車道沿いの地道を走り適当なところから自動車道に入って帰ってくるのがよさそうです。
一つ問題なのは、7月の大雨で道路が通行止めになっていないかということです。これもインターネットでチェックできます。国土交通省のサイトから見る限りでは、何カ所か通行止めのヵ所がありますが、チェックしたルート上では、特に問題になるところはないようです。各宿の近辺でも、交互行き違い通行になっている所はあるものの、通行止というところはないそうです。
だいたいの計画が決まったところで、残っているのは必要な荷物をまとめるだけです。望遠鏡関連のものが入ってきますので、荷物は多めになります。
出発の直に猛烈な台風24号がやってきました。30日には和歌山県の田辺市に上陸しました。ふつうならこの後しばらくはないだろうということになります。天気図を見るとその後を追うような位置に25号がいます。なんかすぐにやってきそうな予感がします。
進路予想をチェックします。6日頃に日本列島の西の海上を進んだ後、日本海を通りぬけそうです。大型で強い勢力を持っています。ゆっくり進んでくれればこのまま決行できそうです。早くやってくれば、途中で切り上げることも考えないといけないでしょう。
2019年06月22日
中国山地復興割 01 計画・準備
posted by ヨッシン at 23:53| 旅行記