遊歩道の両側の樹木は刈り取られ、草地になっています。その中をよく見ると、果実をつけたユリがたくさんあります。かのこゆりです。ほとんどのものは葉っぱが枯れ落ちています。実はまだ青い色をしています。パンフレットにはこのあたりはニシノハマカンゾウが群生していると書かれています。これは、茎の先から大きく枝分かれした先に実がついているのでカンゾウの仲間ではいでしょう。

進んで行った先に灯台が見えてきました。鳥の巣山灯台です。

ここから平瀬崎の方にかけては草地になっています。所どころにかのこゆりの実が見えています。

平瀬崎の先端方向です。ここの地層は斜めになっています。それに合わせて、左側の斜面の傾斜が緩く、右側がきつくなっています。ケスタ地形といいます。

灯台の下からは、架橋中の橋が見えます。藺牟田大橋です。岩礁があって浅くなっているところにかけられているのがわかります。ヘタの瀬と向こう側は沖の瀬といいます。

橋の向こう側は中甑島です。その左側(西側)海岸線です。突き出した所は馬乗り崎、向こう側は黒瀬です。地層は向こう側に傾いています。平瀬崎の地層とほぼ同じです。黒瀬の向こうに見えているのは上甑島です。

バスの停まっているところに戻ります。駐車場に入る手前の道沿いで、この付近の鹿の子百合について2種類あるという説明がありました。里港のポスターに書かれていた外来種との雑種とも違うようです。どれも同じにみえます。

続く...........