田之尻展望所をでて、次は、貝池・海鼠池駐車場に向かいます。別の団体は、もうそこを出発した頃です。駐車場に着いたときには、バスは止まっていませんでした。ここは、貝池と海鼠池の間にある堤のような場所にあります。北東側が貝池、南西側が海鼠池になります。
貝池です。海水が入りこんでいます。底の方には原始的な微生物がいるそうです。海水のあるところに真水が流れ込むと、海水は淡水と混ざらずに淡水の下にたまります。こうなると空気が届かなくなります。酸素は娼婦漁れて酸欠状態になります。そうなると、嫌気的な微生物しか繁殖できなくなります。このような生物は基本的には原始的な微生物です。

貝池の岸近くです。藻のようなものがいっぱい生えています。アオミドロのように見えます。

藻の表面には赤紫色のぬるっとした感じのものがくっついています。何でしょうか。貝池の説明には、無酸素層の上面付近に赤紫色の光合成細菌(藍藻のことか?)が繁殖していると書かれています。それのようにも思えます。

海鼠池側です。貝池から水が流れ込んでいます。流れに沿って藻の多い場所少ない場所があります。

水底にいたカニです。海に普通にいるカニのように見えます。

堤の先は砂州の高まりになっています。その間から海側にぬける道があります。ここに生えているのは、トベラが多いようです。

かのこゆりもあるようです。実をつけていました。

砂州を越えてでた海岸です。レキ浜になっています。

北東側です。砂州は2m位の高まりになっています。この向こう側が貝池になります。ずっと先突き当たり付近が鍬崎池付近の砂州になります。

ここにビーチロックがあると文献に書かれていました。海岸の砂やレキが地下水などの作用でかためられたものです。どこにあるのか聞いたところすぐそこに見えているとのことです。50mほど向こうに確かにそれらしいものがあります。見に行いってよいとの許可が出たのですが、ツアー仲間はみんな引き上げてガイドさんと二人だけになっています。みんなを待たせるわけにもいかないので、ここは写真だけにしておきました。この日のその後の動きからすると、見に行く時間はじゅうぶんあったようです。

続く...............