西浜のレキの所を北に歩いていると、再びレキがなくなり砂浜となりました。一段低くなっています。というより、レキのある場所が、2mほど高くなっています。レキが台風の波で浜の真ん中付近に集められ、高く積み上げていったようです。
砂浜に下りてからみたレキ浜のようすです。レキ浜の波打ち際近くの表面の傾斜は、砂浜よりきつくなっています。レキは砂よりも波で動かされにくいためにこのようになります。

砂浜波打ち際近くの海底です。砂の表面に波紋ができています。浜とほとんど並行にできています。穏やかに波がいった来たりしているようです。ここが深い入り江ということもありますし、消波ブロックの影響もあるのでしょう。

砂浜の表面です。横に続く濃淡の模様は打ち寄せる波が届いた先端にできる模様です。波は横一線で打つつけているようです。縦にある細かい筋は、波が引いていくときに一緒に動かされた砂粒子が削って作った模様です。

所どころにカニの巣穴があります。出口の所から、いくつかの方向に行ったり来たりした跡がついています。

海岸の端まで来たので、浜から上がります。防波堤沿いの道路の向こうに民家が並んでいます。道路沿いは高く玉石が組まれた石垣になっています。背丈くらいの高さがあります。家屋は屋根の傾斜の緩い寄棟造り1階建ての建物がほとんどです。ここからだと石垣にかくれて屋根も見えていません。どちらも風対策のようです。冬の季節風はこちらの海側から吹きつけてきます。かなり強そうな感じがします。

トンボロを横断して反対側の浜に出てみました。こちら側は延々と港が続いています。山陰(トンボロ陰?)なので幾分か風が弱いのでしょう。向こう側の大きな建物は、泊まっている宿です。

海岸沿いの道を南西(宿の方角)に歩いて行きます。途中に小さな神社がありました。恵比寿神社です。境内といっても鳥居と神殿の間の狭いスペースに何人かの人が集まって談義をしていました。あいさつだけして通りぬけていきました。

そのまま進んで行くと、こんどは水門が見えてきます。中に川が流れているのでしたらトンボロとしては失格です。単なる水路なのでしょうか。

水路がどこから来ているのか気になります。荒切川というようです。これに沿って遡っていくことにしました。このガジュマルの木のあるところから道は水路から離れてしまいました。

その後は水路の続きを見つけることができませんでした。暗渠になったのでしょうか。東側の近くの通りを水路探しながら歩いて行きます。この付近の石垣は西浜近くに比べるとだいぶ低くなっています。1mくらいの高さです。

この後、小学校の前を通って宿に戻ることになりました。途中の道路ではたくさんの人が交通整理にでていました。おまわりさんもいます。ここでわかったのは、今日から小学校の2学期が始まることです。ちょうど小学生の登校が始まる時間です。先ほどの恵比寿神社の人達もこのために出てきていたようです。
続く...............