2019年03月28日

流星群@立山 13 8/13 室堂山へ

 はっきり言って室堂山の道をなめていました。地形図を見ると等高線の間隔が広いので勾配はそれほどきつくないだろうと思っていました。思ったよりも応えました。平均的な値でみると、一の越登山道よりも少しきついくらいでしょう。としてみると、どちらかというと、雄山まで往復して、しかも帰りはハイスピードだったことから、スタミナが切れていたようです。時間もあることですし、ゆっくりいくことにします。
 だんだん雨が強くなってきます。途中で合羽のズボンも着ることにしました。ここまでは上着しか着ていませんでした。ズボンを入れたリュックは合羽の下になっています。いったん脱がないと取り出ません。だいぶ手間がかかります。
 着替え終わって登山を続けます。所どころで、石段が組まれています。その中に、縦にまっすぐ黒い物が挟まったような石がありました。岩脈でこのような物ができる事がありますが、間に挟まっている物が何か奇妙です、何となく柔らかそうに見えます。何かわからないまま先に進みます。
立山 室堂山登山道 変な石

 そこから少し登ったところに、このあたりに光ケーブルが埋設されていると書かれていました。先ほどの黒いところは、岩を削ってケーブルを埋めアスファルトのようなものでかためた跡のようです。
 どんどん登っていきます。時々花が咲いているのがみられます。赤いのはヨツバシオガマです。
立山 室堂山登山道 ヨツバシオガマ

 花壇になったような所に、チングルマが群生していました。
立山 室堂山登山道 チングルマ

 だいぶ登ったところで、右側が平坦になってきました。中に池のような物が見えます。湿地になっているようです。
立山 室堂山登山道 湿地

 所どころで、チングルマの花を見かけるようになってきました。もう時期的は遅いと思っていました。
立山 室堂山登山道 チングルマ

 地面の石が板のように薄く割れているところに来ました。板状節理といいます。割れ目は、溶岩の表面と並行にできます。急斜面を流れ落ちたのか、地殻変動でかたむいたのかのどちらかを示しています。
立山 室堂山登山道 板状節理

 石畳みの石です。ここにも平行な筋が入っているものがありました。地層性の物か氷河擦痕なのかはっきりしません。
立山 室堂山登山道 氷河擦痕

 左側にはずっと雪渓が見えていました。上端の近くまで来たところさらに上に別の雪渓が続いていました。
立山 室堂山登山道 雪渓

 上の雪渓から下側を見たところです。崩れてきた石でせき止められているように見えます。このあたりは、横から落ちてくる石が多く、雪渓の力では運び去ることはできないようです。
立山 室堂山登山道 雪渓

続く.


posted by ヨッシン at 23:42| 旅行記