2019年03月21日

流星群@立山 08 8/13 朝の室堂平

 翌朝です。早い時間に御来光を見るといって出発したグループがありました。それから、一眠りして明るくなってきたときに起きました。睡眠時間は何とか足りたようです。何人かは目覚めて動き出しています。まずは、昨日片付けられなかった機材の収納です。山に担いでいく荷物は別にして、まとめます。寝ていた布団は、一応たたみ、起きている人の分をまとめて積み上げておきます。押し入れ前でまだ寝ている人がいます。中に入れることはできません。
 いろいろとしていると6時前になってしまいました。6時から朝食が取れます。出発が少し遅くなりますが、たべてから出発してもいけたかも知れません。予定通り、フロントに登山届けを提出して出かけます。
 リンドウ池を回って、エンマ台を通り過ぎたところで、ライチョウが道脇を歩いてました。どこかにいかないうちに、ついているレンズで写しました。
立山 室堂 ライチョウ

 のんびりと毛繕いなどをしています。その間に望遠レンズに取り替えて写しなおしました。
立山 室堂 ライチョウ

 さらに何枚か写した内の一枚です。みていて気がつかなかったのですが、個体識別の足環をしています。右が青、左が緑です。雌雄の判別方法はわからないのですが、目の上に赤い肉球のようなものが写っています。オスなのでしょうか。
立山 室堂 ライチョウ

 道脇の茂みの形をみると、前に来た時に見た2匹目のライチョウが居た場所にそっくりです。同じ場所のようです。となるとこれは同じ子(大阪弁です)の可能性もあります。前の時は足元がしっかり写っている写真はないのですが、足環はなかったようです。目の前に黒いラインが写っていましたからオスでした。同じである可能性は高いようです。
 みている内に、何人かが通りかかります。手で居ることを合図して近寄りすぎないように注意を促します。みんなしゃがみ込んでみています。だんだん人だかりができてきました。
 結構くつろいでいるようで、なかなか茂みに入っていきません。登山のこともありますから、遠くをまわるようにして反対側にぬけ、ターミナルの方に急ぎます。
 ターミナルでは、コインロッカーに荷物を預ける予定です。館内図を見ながら、ロッカーの場所を探したのですが見当たりません。何度も図と見比べて間違いがないか確認しましたがみあたりません。ロッカーがなければ重たい荷物を持って山に登らないといけません。これは避けたいものです。館内にはひと気も全くないので、聞くこともできません。
 そのあたりを何度かうろうろしていると、管理室から人が出てきました。聞いたところ、場所を変えたそうです。隣の建物との間の通路に移動していました。教えてくれたついでに廊下の明かりまでつけてくれました。そういえば前回来た時もロッカーの場所でもめていたような気がします。
 ここでもう一つしておくことがあります。建物を出たところに玉殿の湧水があります。この水を水筒とペットボトルに詰めておきます。宿では大部屋で寝ている人がいましたのでお茶を入れることはできませんでした。
 水を入れて、遊歩道への階段を上がろうとすると、その足元の石に、平行な細かい筋が入っているのがありました。氷河で動かされた石が、まわりとこすれあわさって動いた方向に傷がつきます。氷河擦痕といいます。このあたりの石を持ってきて使っているそうなので、あっても不思議ではありません。
立山 室堂 氷河擦痕

 写真を撮りおわって次にいこうとすると、向こうからやってきた人がミクリが池温泉のところでライチョウが出ていると教えてくれました。たぶんそれはみてきたと答えたついでに、氷河擦痕のことを教えてあげました。
 これから、室堂の方に向かいます。道脇は、チングルマの草原になっています。白いのはヤマハハコです。
立山 室堂 チングルマ ヤマハハコ

 違ったものがないかと探していると、赤い花がありました。ヨツバシオガマです。
立山 室堂 ヨツバシオガマ

 花と岩に注意しながら歩いて行きます。室堂の近くにあった岩が気になります。山と書かれている岩です。上面は左側の方向きが緩く右側がきつくなっています。羊背岩の特徴としてこのようなことが書かれていました。四角い岩が斜めに置かれているようにも見えます。右上の方にもそのような岩がいくつか見られます。氷河擦痕があれば決定できそうです。基本的には草原内は立入禁止なので近くに見に行くわけにはいきません。決めてに欠いたまま他を探すことにします。
立山 室堂平 岩

続く......


posted by ヨッシン at 23:47| 旅行記