露がつき始めてしばらくしてからの写真です。全体的に星の写りが悪くなっています。一台目のカメラの写真です。暗い星がなくなったためにペガススの大四辺形がはっきりとわかります。下の方の星はまだたくさん写っています。この後時々雲が流れてきたようにも見えます。

2台目のカメラの写真です。天の川は全く写っていません。カシオペアとデネブがわかります。デネブが少しにじんでいるようです。

露に気がついた頃の写真です。かなり星がにじんで、全体にぼやけたように写っています。右下の方にまだ星がたくさん写っています。カメラのレンズには、使い捨てカイロを着けていました。全体が覆えなかったので、片側だけになっていました。レンズには露がついていない所がありました。カイロのあった側です。この部分を通った区域だけは普通に写っていたようです。

2台目のカメラです。明るい星だけになっていて、全体にぼやけたように写っています。このカメラのレンズには、露が全体についていました。

一応拭いては見たのですが、どうしても水分が残ります。くっきりと写る星は増えたのですが、全体がきれいにというところまでは回復していません。この後急速に雲が出てきたので、カメラのこともありますから観測はここまでということにしました。

どちらのカメラにも、使い捨てカイロを取り付けていました。露がついたのは効果が弱かったというところでしょう。少なくとも片側にだけでなく両側からサンドイッチにするように取り付ける必要があったようです。それだけ冷え込みが強かったというところでしょうか。日中は雲が上がってきていました。その分だけ湿度も高かったようです。このことも露の発生に影響したのかも知れません。
2台目のカメラにカイロの効果が全くみられなかった原因はよくわかりません。どういうタイミングで取り付けたのか、よく覚えていないのもその理由にあります。少なくともこのカメラの方が、先に使い始めています。その分だけカメラが冷えていたのかも知れません。温度が低いと、カイロからの熱の発生も抑えられます。
流星は、最初に入った一枚だけでした。撮影中視野内に入ってこなかったのか、露のために写らなかったのかははっきりしません。100個以上見えた与論島でもそんなにたくさん写っていませんでした。
続く.......