雷鳥荘に到着して、添乗員さんが手続きに行きます。その間は、宿の前で待っているように指示が出ます。近くで景色を見ることにします。先にある野営場方向です。後方の山は山頂部だけ雲がかかっています。別山(左)と真砂岳があるようです。

高台の端で剱岳が見えると聞いたので、ちょっと離れていますがいってみました。手前側の山の斜面の横に少しだけ顔を出しています。

添乗員さんが戻ってきたようなので、集合場所に集まり説明を聞きます。部屋は、男性が1部屋、女性が3部屋に分かれての大部屋になります。夫婦でも別室になります。アメニティとか寝間着とかは自前になっています。
部屋に入って、布団の場所の割り振りをしようといいだしてくれた人がいます。みんなが好き勝手に場所をとると敷く場所がなくなります。11人と思っていたので、入口側5人奥6人で足を向かい合わせにして寝るようにします。その間と入り口を通り道にします。敷き終わって人数を数えなおしたら、12人居ました。入り口前にも1人分用意して完成です。
食事までの間に、機材を組み立てておきます。ついでに登山届けを書き始めた人がいましたので一緒に書き始めました。いろいろ話をしていると、地質関係の人もいました。沖永良部島の調査をしたことがあるとか。最近いったばかりなので、沖永良部島の話題で二人で盛り上がっていました。
そうこうしている間に、食事の時間になりました。いこうとすると、カメラが1台見当たりません。散々探し回ってやっと見つけたのは、帽子の下でした。
食事が終わってもまだ外は明るいので、ぶらっと出歩くことにしました。
宿前の地面が気になります。草がまだらに集まっています。土中表面の水が凍ったり溶けたりを繰り返すことでできる周氷河地形の一種でアースハンモックといいます。寒いけれども、氷河ができるほどでもない場所に見られます。

これも周氷河地形の一種で、ソリフラクション(階状土)といいます。草の生えているところが畝のようになり、全体的に棚田のようになっています。

雷鳥荘の下側です。地獄谷が見えます。時々建物の中に噴気が流れ込んで来て、硫黄臭がします。

西側の空です。雲のすき間が赤くなっています。もう夕陽が沈んだ頃でしょう。これだけ雲が厚いと、星は見えないでしょう。

暗くなってきているとはいえまだじゅうぶんな明るさはあります。前回ライチョウを見た場所にもう一度いってみることにしました。途中で鳥のさえずりが聞こえました。枝の先に止まっていた鳥です。薄暗くて細かいところまではわからないので断定はできませんが、メボソムシクイのようです。

エンマ台につくころにはだいぶ暗くなっていました。ライチョウの場所はわからないまま引き返します。
続く.........