2019年03月16日

パソコンデータの紛失

 最近訳あって、昔に作ったプラネタリウム投影用の星の図のファイルが必要になりました。印刷したものはあります。データもあるものと思っていました。ありそうなところを散々探したのですが見つけることができませんでした。見つけたのは、作成途中の、バグのあるファイルです。一番上の五角形面に書かせるものと、その隣に並ぶ六角形面に並ぶものです。どちらも明らかに未完成というのがわかるものでした。
 作った当時は、ここからほぼ数日でバグの修正をして、32枚の図を作らせていたようです。完成版のファイルはなさそうです。今回もすぐに修正できるだろうと取りかかりました。これが難敵でした。作ったのは15年以上前になります。何を書いているのかが全く理解できません。
 一番上の五角形面の場合は、表示されないといけない区画と、書き込まれた図面の大きさがそろっていません。おまけに手元に印字して残っているプリントとは、書き込まれている星の範囲が違っています。六角形面に至っては、星座の印字場所からして変な形になっています。
 書き込まれている形が変だということは変換式そのものが間違っている可能性もあります。別の図面に使われていた変換式は正規版から流用したものと思われます。同じなので正しいこともあります。ヨッシン式は、基本的には式から作ります。どうしてこのような式が出てくるのかというところから悩みました。何とか式を組み立てたものの、だいぶ違っています。新しい式で入れるともっと変な図になります。何がおかしいのか悩んでいる内にわかったのは、座標系の取り方が違っていることでした。ファイルのものは極を中心にした座標で、考えていたのは経緯度と同じ取り方の座標です。ファイルやり方の方が、後で紙面に投影するには便利です。新たに変換式を考え直してみると式は正しいことが判明しました。
 式がわかると座標の象限の判定しかたもわかってきます。これでだいぶ正しい図に近づいてきました。それでも図の開き方が辺です、経線は南側ほど広くならないといけないのに逆になっています。記入されている範囲は合っています。これも散々探して、赤道座標から極座標への変換式の代入を2回やっていることが判明しました。1回にして何とか図はまともになりました、その代わり、表示されている位置がずれています。
 これは、表示範囲を指定する座標が間違っているからだと考えられます。立体図形の各頂点の座標の求め直しからします。今のところまだ少し残っていますが、だいたいのところは求められたようです。このデータを使って、五角形面の図を書かせたところ、図面に書かれた星座の範囲は正しくなったものの、区画線の大きさが違っています。このあたりの式も理解できなかったのですが、今日何とか、枠内に収めることができました。
 あとは六角形面の表示範囲を調整できたら、残った面はその応用でできますから後一息といったところでしょうか。これにだいぶとられてしまいました。この間手をつけられなかったので、本家の更新もまた遅れそうです。

 手間取っているのにはもう一つ訳があります。興味のあることが出てきたら、それについて考えてしまうことです。たとえば、座標を調べるのに正十角形の外接円半径と辺の長さの関係が必要だでした。それを求めているときに、sin18とcos36とを掛け合わせると4分の1になるという結果が出てきました。式の変形から出てきた結果ですが、幾何学的に証明できるのかということが気になってしかたありません。(この文を書き終わった直後にひらめきました)



 昨日の、マルウェア騒ぎその後です。アンチウイルスソフトでウィルスのいそうなところのスキャンをかけて見えるとたくさん出てきました。ほとんどが、侵入したときに作られた一時ファイルでしたが、2つほど生き残りもいました。前回の騒ぎのときもそうでしたが、呼び込みをスケジュールされていることも考えられます。ウィンドウズの中には理解できなけれども必要なスケジュールがたくさんありますから、それらに紛れ込んでいるウィルス呼び込むスケジュールを探し出すのは大変そうです。これからもこまめにスキャンしないといけないようです。でもだいたいいそうなところはわかりました。


posted by ヨッシン at 23:59| 雑記