旅行先を決める大きなポイントが、星が見られるかどうかです。そのため宿泊地が大きな町だ不適格となってしまいます。逆に、離島や高原となると条件がよくなるので、候補に挙がってくるようになります。旅行先を見ていると島が多いのはこのためです。
旅行業者のパンフレットを見ていると、ペルセウス座流星群を見ようというものがいくつか出てきました。今年は、ふたご座流星群とあわせて観測の条件が「良」です。B社の中には立山で見るというものがありました。標高が2000mを越えていると、星はかなりきれいに見えそうです。1泊2日で11日出発と12日出発の2つです。
ネットで確認すると、11日の分は早々と催行が決定されていました。かなり申し込みが多いようです。土曜日出発のせいでしょう。土日となると立山も混んでいます。出発まではまだまだ日数があります。これから埋まってくるでしょう。それと、流星群のピークは、13日10時頃になっています。
催行決定されるかどうかの不安はありますが、12日の方に申し込みました。ツアーのタイトルは「立山らいちょう荘たっぷり20時間滞在2日間」です。ん、流星群はどこにいったのだ?立山らいちょう荘に泊まれるということであまり気にしていません。
ツアーは、大阪梅田から京都竹田を経由してバスで向かいます。集合場所はこのどちらかです。当然、梅田を選択します。JRからだと、集合場所まではだいぶあります。梅田といっても、ほとんど中津に近い場所です。
申し込んでから、翌月の旅行社のパンフを見ていると、A社のものにも、ほとんど同じ内容。価格で、流星群観測ツアーがありました。同日出発で登山コースとそうでないのとがありました。登山コースはガイドがつきますから価格は高めです。登山でない方は登山目的の参加はお控えくださいと書かれています。催行中止になればこちら側に乗り換えることもできます。と思っていたら、申し込んだツアーの催行が決定されていました。登山ができるかが心配になります。
弥陀ヶ原周辺に何があるか調べてみると、いろいろ出てきました。氷河地形の一種で羊背岩というのがあります。弥陀ヶ原ではこれが見られるとかかれているものです。問題は、場所がはっきりしないということです。弥陀ヶ原全体にあるというものや、室堂山に行く途中に見られると書かれているものもあります。行ってからじっくり探してみることにします。
日本で最初に報告された山崎カールもあります。地図で確認しておきます。ついでに弥陀ヶ原から雄山までの地図も作りました。
立山で発見されたという氷河も気になります。何カ所かあるみたいですが、一番近いのは、雄山山頂の東側の沢にあるようです。雄山神社からはよく見えるそうです。これもできれば見ておきたいものです。雄山に登れるかどうかが心配です。体力的にというのと、ツアーで許可してもらえるのかどうかというのの2つの理由です。流星群を遅くまで見ていたら、それだけでも、登山は難しいでしょう。
前回弥陀ヶ原に来たときは、息が切れています。今回はそのうえに重たい荷物を担がないといけません。ちょっと鍛えておかないとということで、早朝ウオーキングを始めました。GPSロガーも、潮だまりに落としていますから、記録が取れるかチェックする必要があります。これも一緒にやってみます。ウォーキングは焼け石に水といった感じもしますが、やらないよりはましでしょう。ロガーで記録を取れるのは確認できました。ちょっと電池の消耗が激しいようです。電池は多めに持っていくことにします。
出発1週間ほど前に、詳しい案内が来ました。集合は梅田7時です。逆算すると、6時には家を出ていないといけません。朝は5時前に起きる必要があります。ちょっと早い時間です。
帰りの出発は13時頃の予定になっています。雄山に登るとして、ターミナルから往復4時間はかかります。宿からターミナルまで往復で1時間かかります。出発の時刻が宿に設定されていたら、8時には宿を出ないといけないことになります。時間的にはぎりぎりの感じです。昼食の時間も取れません。室堂山の方にも行くとしたら、到着した日に余裕があればいっておいた方がいいかもしれません。
それよりも、雄山に登れるかどうかの確認もできていません。どれに相当するのかはわかりませんが、ウォーキング・ハイキング・登山ツアー扱いにはなっているようです。ガイドのないのはウォーキングのみです。ウォーキング扱いなのでしょうか。特別に必要な持ち物や注意事項の書かれた案内も同封されていました。
出発前に、天気をチェックしていたら台風が接近しているのがわかりました。出発日あたりに上陸しそうな雰囲気です。当日の天気予報で、一時的に雨が強く降るかも知れないとなっています。合羽が必要です。前回は、古いのを使っていて、だいぶ中に雨がしみこんできました。昔のものなのでかさばる上に重たいのもあります。前から買い換えようと思っていたので、これを機会に買い換えることにしました。スポーツ用品店に行き、ぴったりのものを買いました。
持ち物の準備をします。いつもと違うのは、流星群の観測が目的の中に入っています。カメラは2台持っていくことにします。あまり荷物は重たくはしたくないのですが、これは必要でしょう。カメラにつく露よけために懐炉も入れておきます。与論島では苦労しました。そのわりにはその後の天体写真撮影では使っていませんでした。気温がだいぶ下がりそうです。セーターなどを余分に入れておくことにします。いざというときは合羽も防寒に使えます。
カメラなどの小物を入れるバッグを考えます。ウェストバッグよりはショルダーバッグのの方が歩きやすいので、こちら側にしたいところです。ショルダーバッグは、内ポエットが付いていませんから、中で小物が入り乱れて入ってしまいます。どちらもほとんど同じ大きさだったので、ショルダーバッグの中にウェストバッグを入れることにしました。これで懐中電灯や双眼鏡などの小物は縛り付けておけます。
登山関係の持ち物では、非常用の食料と水が必要です。一応入れておきます。といっても用意した水は標準的な量です。雄山に登るとして、その間重たい荷物はコインロッカーに預けることにします。室堂ターミナルにあるのを見ました。空いてなければ持って登らないといけなくなります。登山中に背負うリュックサックが必要です。バスや飛行機にのるときに使っているリュックを代用することにします。その他の荷物はだいたいいつもと同じです。
3ヶ月ほど前に、腕時計のバンドが切れました。同じものを新しく買いました。2ヶ月ほどは動いていましたが、いきなり止まりました。電池切れと思って、裏蓋を開けて電池の品番を確認して元に戻すと再び動き始めていました。どうも電池の接触が悪かったようです。このままつかいつづけることにします。
台風の動きが気になります。出発直前までチェックしていました。14号は何とか先島諸島から西にそれてきましたが、15号が南から北上してきています。北側の停滞前線と台風に挟まれて、西日本全域は湿度の高い状態になっています。高い山では雨になる可能性が高いようです。全体に南風になりそうなので、山の南斜面では雨が降りやすくなりそうです。星はあまり期待できないかも知れません。天気予報も芳しくありません。
もう一つうっかり忘れていたものがありました。ちょうどお盆の期間です。帰省ラッシュが始まっていそうです。高速道路は混んでいそうです。バスは予定通り走ってくれるのでしょうか。旅行会社はそのあたりのことも見込んで計画を立てていることにしておきます。
2019年03月09日
流星群@立山 01 計画から出発まで
posted by ヨッシン at 23:42| 旅行記