駅までは、高速道路を走ります。道はシラス台地の間を走り抜けています。所どころでシラスの崖が見えます。写真に撮ろうとするのですが、見えてから通り過ぎるまで一瞬です。道脇の木などの障害物もあるのでなかなか写せません。何とか撮れた1枚です。

40分ほどで、鹿児島中央駅に到着です。まず最初にしないといけないのは帰りの新幹線の切符を購入することです。窓口に並び、最終のさくらを購入することができました。6時30分発です。
次は観光案内所に行き観光情報を入手します。といっても前回の種子島の帰りにだいぶ検討しています。バスで巡るか自転車を借りるかのどちらかです。自転車の借り方が理解できなかったので、バスにしました。まち巡りバスの1日乗車券を購入することになりました。
もうすぐバスが来るということなので、急いでコインロッカーに大きな荷物を入れ、バス乗り場に移動します。しばらく待っているとバスがやってきました。せごどん号といいます。

バスは市内の観光地を何カ所か回ります。バスに乗ってから大変なことに気がつきました。観光に使える時間は2時間くらいしかありません。バスのパンフを見るとバスがルートを一周して鹿児島中央駅に戻ってくるのに1時間かかります。20分おきにやってきます。降りた停留所で、観光してすぐ次のバスに乗ったとして、3回降りるとこれだけで2時間になります。何回も降りてぶらぶらとというわけにはできそうもありません。
バスはザビエル公園の前を通ります。降りている余裕はありませんから、車窓見学になります。3人の像があります。奥にいる一人はフランシスコザビエルでしょう。手前側の2人は縁の深い人達のでしょう。

道路を曲がるとアーチのようなものも見えてきました。聖師滞鹿記念と書かれています。奥の銅像がザビエルのようです。

ザビエル公園を通過したあたりから、車の流れが悪くなって来ています。西郷隆盛像のあたりでは完全に動かなくなってしまいました。これだと、バスを降りなくてもゆっくり見ることができます。困ったのは、この時点では定刻より30分も遅れていることです。

次に見えてきたのは鶴丸城の石垣です。なかなかいい位置にはバスは停まってくれません。

城の裏手に回って西郷洞窟に到着です。ここでバスを降ります。バスは、城山に上った後ここまで戻ってきます。城山まで行っても景色を見るだけのようです。ここで降りても時間のロスはありません。
西郷洞窟です。西南戦争で西郷隆盛が最後の晩を過ごしたといわれています。

洞窟はシラスの崖をくりぬいたような形で作られています。横にはシラス独特の垂直の崖が見られます。上は城山につながっています。

西郷隆盛が洞窟に座っているところをイメージしたような像も設置されていました。

続く.