初めに星を見ようとした場所をのぞいて見ると、昨日より潮が引いていて、波打ち際に砂が少しでています。中に入っているものを見ると、ここも有孔虫や貝殻、サンゴのかけらがたくさんあります。小さいですが星砂もちょっとだけ混じっています。

そのまま進んで行って、体育館に行きます。ここと海岸との間には防波堤があります。その手前側には黄色い花がいっぱいついた草が密集して咲いています。センダングサの仲間のようです。

この草は、種をつけているものもあります。服についたらなかなか取れないので、付かないように注意して乗り越え海岸に出ました。2m位の高さの平らな岩場になっています。所どころに深く切り込んだ入り江があり、その奥には砂のたまっているところがあります。沖合には高く消波ブロックが積み上げられているので、波は穏やかです。

ゆっくり入り江をまっわっていると朝食の時間が近づいてきました。いったん宿に戻って朝食にします。
朝食を済ませた後は、荷物をまとめてチェックアウトを済ませます。その後の予定ではっきりしているのは、宿の前から送迎バスで空港に送ってもらうことだけです。12時出発です。それまでは、このあたりをハイキング程度の荷物を持って、ぶらっと歩いてまわろうと思っています。といっても昨日と今日の早朝とでだいたい見終わっています。知名字ひとめぐりMAPで行っていないところをにでかけることにします。大きな荷物は預かってもらいます。
宿と横にある小学校との間の道を進んでいくと、はみやま神社に出ます。宿の窓からも高台にある鳥居がよく見えていました。高台の階段を上って見えてきた神社です。護国神社・金比羅宮・地元の氏神と3つの神社を合祀しています。氏神は知名に流れ着いた人が住民にいろいろなことを教え、そのお礼に死後はここに祀られたものだそうです。

ここは高台になっていますので、見晴は最高です。知名港沖合の方角の景色です。

この神社の境内の一角には地蔵様も安置されています。えんめい地蔵といいます。

神社から入った脇道はシークリブの道というそうです。シークリブが何なのかいけばわかるだろうと思ったのですが、そこにたくさんあったのは桑の木でした。

シークリブというのは島のみかんのことだったようです。シークはすっぱいという意味で、沖縄のシークヮーサーで使われているものと同じです。
MAPに従って進んで行きます。畑のある地域を通ります。所どころにビニールハウス風の建物があります。沖永良部島は切り花の生産が盛んです。中で育っているのはセイタカアワダチソウに似た見たこともない花です。調べたところソリダゴ(ゴールデンロッド)といって添え花として使われている事がわかりました。

続く....