2019年01月31日

西郷どんは島流し 56 4/13 沖永良部島 昇竜洞 3/4

 昇竜洞の売りはフローストーンが立派なことです。鍾乳洞の壁面や底にへばりつくようにできた石灰岩のかたまりです。壁の表面を流れる水によって作られます。壁面にできるフローストーンが厚くなった結果、表面を流れる水が垂れて落ちるようになり鍾乳石へと変わったいったものもたくさんありました。
 ここまで見た中で、変わったものをいくつか紹介していくことにします。最初は瓢箪型鍾乳石です。鍾乳石の根元の部分に丸いコブコブがつながっています。
沖永良部島 昇竜洞 瓢箪型鍾乳石

 水たまりが二つ並んでいます。段々畑のようになっています。リムストーンプールといいます。上側の水たまりから下に落ちるところでは薄い板のように石灰岩が沈着しています。
沖永良部島 昇竜洞 リムストーンプール

 茶色いフローストーンの中に白いものが混じっています。茶色いものは泥と一緒に石灰化したものです。白くなったのは泥が流れ込まなくなったからでしょう。
沖永良部島 昇竜洞

 ケープパールがあると書かれていました。それらしいものは見つけられませんでした。水の流れているところにある小石の表面は石灰化が始まっているようでした。
沖永良部島 昇竜洞

 金銀の滝と書かれています。上部はフローストーンです。下側のオーバーハングしたところでは小さな鍾乳石に変わっています。
沖永良部島 昇竜洞 金銀の滝

 一部のフローストーンの表面はキラキラしています。きれいな地下水からゆっくり石灰化が進むと、石灰石の結晶が大きくなり、その表面で光を反射してキラキラしてきます。
沖永良部島 昇竜洞 キラキラフローストーン

 ナイアガラの滝です。一様なフローストーンでできています。
沖永良部島 昇竜洞 ナイアガラの滝

 カーテン状の鍾乳石です。根元や段になったところに粉状の石灰石が見られます。その一部は細長く伸び始めています。ヘリクタイトができ始めているようです。
沖永良部島 昇竜洞 カーテン

 小さな鍾乳石が上に向かって伸びているように見えます。こういうものはヘリグマイトといっていいのでしょうか。
沖永良部島 昇竜洞 ヘリグマイト?

 その横にある謎の構造です。川底の石ころを見ているようですが、天井にあります。水底にたまった石ころが石灰石でかためられた後、下側に鍾乳洞が新しくできたように見えます。
沖永良部島 昇竜洞 謎の構造

続く...............


posted by ヨッシン at 23:57| 旅行記