元の道を北上していきます。5分ほど走ったのですが、腰掛け松の案内は出てきません。代わりに見つけたのがイノヌイビガナシ・アガレグスクと書かれた案内板です。指示に従って入っていくことにしました。進んでいくと説明の書かれた看板がありました。車を駐めたいのですが、道は車一台がやっと通れる幅しかありません。駐めるところを探しに少し進んだのですが、状況はあまり変わりません。三叉路を利用して向きを変え、看板の前の少し広くなっている所に車を寄せて駐めます。段差があるので車を入れるのに苦労しました。
先にある川に沿って行くと鳥居が見えてきました。蛭子神社といいます。

神社の社です。この中にイビガナシが祀られているそうです。海から神様がやってくるときに乗っていた石だそうです。

神社の奥には崖が続いています。これがアガレグスク(グシク)になります。ここも石灰岩の崖になっています。地面近くには洞窟ができています。

洞窟の中です。貝を御神体とするウキボウジガナシが祀られています。航海の安全に御利益があるようです。

説明板には西郷松の場所が記されていました。腰掛け松のことでしょう。今いるところにある川が前川(まえごう)で、次にあるナーダ川の左岸のカーブの内側にあるようです。その通りの所に行ってみたのですが、民家しか見えない上に、ここも道が狭く車をおける場所がありません。案内もないので、見つけられず、腰掛け松は断念しました。
ナーダ川に入る丘の上に、八幡神社があります。ここで何かわからないかと上がってみました。丘の上で目立っていたのは朝潮太郎の像です。

集会所のような建物がありましたが人気はありません。郵便配達のバイクがやってきましたがあっという間にいきすぎてしまい何も聞くことができませんでした。
八幡神社も見ていきます。さらに一段高いところにあるお社です。毒蛇被害消滅の祈願所として立てられたようです。

境内は、グシクと呼ばれる高台にあるので、井之川の町がよく見えます。

井之川はこれまでにして次にいくことにします。
少し進んだ所に駐車場があります入って見ました。恋慕岬と書かれています。あるのはこの電波塔だけです。海岸もあまり見えないようです。

だいぶ歩き回ってやっと見えた海岸です。後でわかったのですが、ここには枕状溶岩が露出しているようです。海岸にある緑色の岩はそれっぽい感じがします。

続く...............