橋の手前、右側に大きな説明板があります。何か気になります。橋の手前の左側も広くなっていますので、そこに車を入れます。
正面に見える橋です。「しまごんおおはし」と書かれています。ほごんおおはしとも読めます。道路を渡ってから見ています。

説明板を読んでみます。天城(あまんぐすく)遺跡と書かれています。ここからは縄文後期以後の土器の他、チャート製石器が見つかっているようです。石器の特徴から、台湾から東南アジアに見られる遺物との関係が指摘される他、類似の石器が近辺でAT層の下から見つかっていて、旧石器時代(25000年ほど前)のものと考えられているようです。説明板のある上は広場になっています。この場所からいろいろな遺物がでてきたのでしょうか。

遺跡に気を取られて、橋からの川の様子を見るのを忘れていました。深い渓谷になっていたようです。
そのまま車を進ませたのですが、このあたりの山側に樹齢300年のガジュマルがある事を思い出しました。山側に進んで行かないといけないのですが、どこを目標にしてよいのかわかりません。次の橋を越えたところで、山側への道がありましたのでそこに入っていきました。
1kmほど入ったところで同じくらいの幅の道と交差します。ここでカーナビの地図を見ると左側にあると出ていました。先に訪問販売車がゆっくり走っていましたが、道を譲ってくれました。あまり急ぐと見落としてしまいます。ゆっくり走りながら探します。
ちょっと大きな集落を走っていると、右側正面にこんもりとした木が見えてきました。ガジュマルっぽいので、そちらの方に行ってみます。カーナビもそこを示しています。
こんもりとした木は確かにガジュマルでした。ここに来るには、県道から阿権小学校を目指してくればよかったようです。車を駐めるところがないので、もう少し進めると、道の脇がが広くなっている所がありました。そこに車を入れました。その場所から見たガジュマルの木です。

近くで見たガジュマルです。民家の中にありますが、その前の石垣も立派です。

このあたりは石垣の里と呼ばれているようです。平家石垣といい、珊瑚礁の石を使い緻密にくみ上げたものが特徴だそうです。平家と書かれていますが、源平の平家との関係はどうなのでしょう。この付近に平さんもたくさんいるようです。
真下から見上げたガジュマルです。枝が四方八方に張り巡らされています。

通り過ぎて振り返ったところです。半ばトンネルのようになっています。

この道に入る手前に、この付近の見所が書かれていました。何が書いていた覚えきれなかったので、行きそびれてしまいました。唯一わかっていたのが、ガジュマルの木の方に曲がるときに見た阿権渓谷への案内板です。そちらの方へは行ってみました。
渓谷は、橋の上から見るようです。橋から見た渓谷上流側の景色です。深そうな谷が続いています。

直下を流れる川です。川底まで50m近くありそうです。

続く...............