2018年12月23日

西郷どんは島流し 30 4/12 徳之島 阿権

 県道に戻ったところで犬田布の集落近辺をぐるっと一周したような感じになりました。再び県道を南下し、こんどは犬田布岬の方に曲がらずまっすぐに進んでいきます。このあたりはずっと台地の上を走っています。道は緩やかな上りになります。登り切った先に橋が見えてきました。
 橋の手前、右側に大きな説明板があります。何か気になります。橋の手前の左側も広くなっていますので、そこに車を入れます。
 正面に見える橋です。「しまごんおおはし」と書かれています。ほごんおおはしとも読めます。道路を渡ってから見ています。
徳之島 阿権しまごん大橋

 説明板を読んでみます。天城(あまんぐすく)遺跡と書かれています。ここからは縄文後期以後の土器の他、チャート製石器が見つかっているようです。石器の特徴から、台湾から東南アジアに見られる遺物との関係が指摘される他、類似の石器が近辺でAT層の下から見つかっていて、旧石器時代(25000年ほど前)のものと考えられているようです。説明板のある上は広場になっています。この場所からいろいろな遺物がでてきたのでしょうか。
徳之島 阿権天城遺跡

 遺跡に気を取られて、橋からの川の様子を見るのを忘れていました。深い渓谷になっていたようです。
 そのまま車を進ませたのですが、このあたりの山側に樹齢300年のガジュマルがある事を思い出しました。山側に進んで行かないといけないのですが、どこを目標にしてよいのかわかりません。次の橋を越えたところで、山側への道がありましたのでそこに入っていきました。
 1kmほど入ったところで同じくらいの幅の道と交差します。ここでカーナビの地図を見ると左側にあると出ていました。先に訪問販売車がゆっくり走っていましたが、道を譲ってくれました。あまり急ぐと見落としてしまいます。ゆっくり走りながら探します。
 ちょっと大きな集落を走っていると、右側正面にこんもりとした木が見えてきました。ガジュマルっぽいので、そちらの方に行ってみます。カーナビもそこを示しています。
 こんもりとした木は確かにガジュマルでした。ここに来るには、県道から阿権小学校を目指してくればよかったようです。車を駐めるところがないので、もう少し進めると、道の脇がが広くなっている所がありました。そこに車を入れました。その場所から見たガジュマルの木です。
徳之島 阿権 ガジュマル

 近くで見たガジュマルです。民家の中にありますが、その前の石垣も立派です。
徳之島 阿権 ガジュマル

 このあたりは石垣の里と呼ばれているようです。平家石垣といい、珊瑚礁の石を使い緻密にくみ上げたものが特徴だそうです。平家と書かれていますが、源平の平家との関係はどうなのでしょう。この付近に平さんもたくさんいるようです。
 真下から見上げたガジュマルです。枝が四方八方に張り巡らされています。
徳之島 阿権 ガジュマル

 通り過ぎて振り返ったところです。半ばトンネルのようになっています。
徳之島 阿権 ガジュマル

 この道に入る手前に、この付近の見所が書かれていました。何が書いていた覚えきれなかったので、行きそびれてしまいました。唯一わかっていたのが、ガジュマルの木の方に曲がるときに見た阿権渓谷への案内板です。そちらの方へは行ってみました。
 渓谷は、橋の上から見るようです。橋から見た渓谷上流側の景色です。深そうな谷が続いています。
徳之島 阿権渓谷

 直下を流れる川です。川底まで50m近くありそうです。
徳之島 阿権渓谷

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記