もう少し進んだ所から、犬田布岬へ行けるのですが、途中の道は網の目のようになっていて複雑です。南側からまわった方が道がわかりやすいので、そのまま進んで行きます。犬田府の集落をぬけたところで、犬田布岬方面への案内標識がありました。指示に従って入っていきます。
道を進んでいくと広場のような三叉路に着きます。ここの角に、大きな説明板があります。犬田布騒動のいきさつが書かれています。記念碑もあるようなので、広くなっている所に車を置いて、その横にある階段を上がっていきました。正面に石碑のようなものが見えてきましたが、どう見てもこれはお墓です。

騒動は、江戸時代末期、薩摩藩に納める砂糖の量が足りなくなった老人の身代わりとして拷問を受けた人を助けるために、村人が決起して立ち上がり、役人を追い返したというものです。騒動というより人を助けるために立ち上がったということで「義戦」と呼ぼうという説明板もありました。そこには、この墓は拷問を受けた人のものであるとも書かれています。
こちら側が、その騒動の記念碑です。

三叉路を左側に進み、犬田布岬を目指します。途中に「みやどばる」と書かれた案内板がありました。店かなにかのような看板だったのでどうしようかと迷ったのですがとりあえず行ってみることにしました。
狭い道を真っ直ぐ進んで行くと、崖の横にみやどばると書かれた柱が立っています。前が広くなっているのでここに車を入れます。

この時点ではきれいに忘れていたのですが、事前に調べた情報ではここに塩田があるようなことになっていました。
車を駐めたところからは海が見えます。

横側です。このあたりは石灰岩の崖に挟まれた窪地のようになっています。

海岸です。パッと見ると平らなのですが、複雑な形の潮だまりのようなものが入り組んでいます。海面上に出ている石灰岩は壁のようになっています。

みやどばるが何かよくわかりません。先ほど見えていた崖の横に道があるようです。こちらの方に行ってみることにします。

続く...............