朝になると、ほとんどやんでいるようでした。まだ食事には時間があるようなので下の海岸をぶらっと見ていくことにします。今晩晴れたときの下見も兼ねています。
海岸に降りていく途中の崖に出ていた岩です。頁岩のようです。

海岸に到着です。沖合にリーフがあって、礁湖になっているようです。展望台のようなものも見えます。

展望台に見えていたものは、監視台のようです。上っていく階段がありません。その下から見た、北側海岸です。先にわずかにビーチが見えます。

山側です。ここにはいろいろな遊戯施設があります。後ろの山は寝姿山です。ここからだとどこが顔なのかわかりません。

南側です。石灰岩の段のようなものができています。削ったものなのか自然にできたものなのかは不明です。その上にうっすらと砂がかぶっているようです。

すぐに食事時間になったので、宿に戻ります。朝食はバイキングです。飲み物に徳之島特産のタンカンのジュースがありました。かなりすっぱめのみかんのようでした。
食事が終わって、持っていく荷物を分けて出発の準備をします。雨がまだ時々ぱらつきます。折りたたみの傘では心許ないので、宿の傘を借りられるか聞いたところOKをもらえました。これを持って回ることにします。
今日のコースです。ここから反時計回りにまわり、昨日行った下久志まで行けば、南部の山沿いに帰ってくる予定です。
まずはスタート地点に行きます。昨日見たウンブギのすぐ南に、湾仁屋湊(わにゃ・わいな)というところがあります。漁港があります。このあたりは薩摩藩時代には、裏玄関にあたる場所だったようで、大層賑わっていたそうです。

近くには湾屋川が流れています。川岸は、高さ10mほどの石灰岩の切り立った崖になっています。港は崖が入りこんだところにあります。

事前に調べた資料には、ここにイビナガシというものがあると書かれていました。どんなものかまでメモするのを忘れたので、見つけることはできませんでした。一抱えくらいの大きさの石だったようです。
説明の書かれた看板があったので、読んでみました。書かれていたのはここであった戦のことでした。江戸時代の初め頃に、薩摩藩がここに攻め込んできて、島民が包囲して上陸を阻んだものの、鉄砲の発射により総崩れになったというような説明です。
ここにもう一つあるのが、西郷南洲翁上陸地の碑です。二度目の島流しに遭った西郷隆盛がここから上陸したみたいです。横にある説明文からは島流しの理由がはっきりとは読み取れません。

続く...............