指示された道を進んでいきます。示された距離くらいのところに来ると、最近のお墓があります。目立って立派なものとかはなかったので、そのまま素通りします。その先には何も見えてきません。引き返します。墓の手前あたりで、意味がありそうな石垣があり、その前が少し広くなっています。ここに車を駐めて付近を探してみることにしました。
車を置いた場所の石垣です。平たい石が積み上げられています。このあたりにはこのような平らな石はなさそうです。

石垣の間を通りぬけると川にでました。両岸は海岸のような砂がたまっています。石垣は特に意味がなかったようです。

そのまま進むとすぐに海岸に出ます。向こうの方にクサデン岩が見えています。

反対側です。細長い島のようになっているところにたくさんの人がでて何かを採っているようです。

こちらは何もなさそうなので、車まで戻り墓のあった方に行ってみます。道ばたに咲いていた日々草です。このあたりでは年中咲いていてそうです。

墓の方をみると、その奥に解説板のようなものが見えます。その方に行ってみました。そこにはアジ墓の説明が書かれていました。大和グスクの位置も書かれています。その方向に見える丘です。これがそれでしょう。
グスク(城)と書かれていますが、手々の集落にある神川(カンギョウ)グスクは神様が降りてくる場所であると、鬼の足跡石の説明にありました。大和グスクについては説明がないのですが、そういう場所なのでしょうか。

反対側には、平らな石を積み上げた石垣があります。高さは1mちょっとぐらいです。切れ目がありその上に質の違う大きな平たい石が載っていて門のようになっています。ここにアジ墓がありそうです。

門のようなところに続く石垣です。熱帯風の植物が覆い被さっています。

石垣の内側です。大きめの石のまわりにいくつかの石が取り囲むように並べて立てられています。この付近の長だった掟大八の墓の周りに、6つの家来の墓があるという記述通りです。みんなまとめてアジ墓というそうです。

掟大八は首里城の石垣修理をした後、加計呂麻島で手柄をあげたもののその時の傷が元で帰りの船上でなくなったそうです。掟は役職名だそうです。
続く...............