2018年11月20日

西郷どんは島流し 01   出発まで

 徳之島と沖永良部島は前からいってみたいと思っていた場所です。そろそろ計画を立てる順番になったようです。まずは手軽にツアーを探してみたのですが、与論島や奄美大島とセットになっているものがほとんどです。与論・奄美大島は行ってますから、ここを旅行のメインにしないのが希望です。3日とか4日とかではただでさえ素通りのようなものです。どちらかというとじっくり見たいものです。となると、自分で組むしかありません。
 日程を決めます。日数は、どちらの島も広いので、まわりきるのに、それぞれで1日では足りないでしょう。1.5日ずつと移動に1日とすると、4日間ということになります。どうしてそうなったのかはわからないけれども、いつの間にか、旅行月は4月になっていました。4月の新月は16日(月)です。この前か後となると前の方がいいでしょう。9日から11日の間の出発で考えてみます。
 2つの島に移動する方法です。島までは、船か飛行機があります。船は、鹿児島から半日以上かかります。夜中に移動してくれるのは利点ですが、鹿児島までの移動を考えると片道で1日近くかることになります。ここは飛行機ということにします。飛行機にした場合1つ心配事があります。霧島山の新燃岳が噴火しています。火山灰の影響で飛行機が飛べなくなるということもあります。4月に宮崎へ行ったときに見た感じでは、それほど激しくないようです。あまり変化がないことを期待します。
 島と島の間は、飛行機ではいったん鹿児島まで戻らないといけません。船で2時間くらいなので、船での移動とします。島内の移動は、レンタカーになるでしょう。とすると別の問題が生じます。
 空港と港の間は離れています。両島のレンタカー会社のサイトを確認すると乗り捨ては利かないように表示されます。この間の移動手段を考える必要があります。沖永良部島のホテルに空港まで送迎してくれるところがあります。このホテルのある知名へは徳之島の平戸野から船がでています。平戸野と徳之島空港はそれほど離れていません。タクシーでも大丈夫な距離です。この航路は、知名からは直接奄美大島名瀬港へもどるので、沖永良部→徳之島という順序はなくなります。出港日を調べてみると、12日から16日まではドッグ入りの影響で徳之島止まりになり沖永良部には渡ることができません。この方法は使えないようです。この経路が見つかったためか、いつの間にか、沖永良部→徳之島の順にまわるという案がなくなってしまっていました。
 もう一つの船の航路は、徳之島亀徳港から沖永良部島和泊港というのがあります。亀徳港を船がでるのは、9時40分です。レンタカーを空港で借りてそこに返すとして、空港から亀徳港までのバスは8時に出ます。レンタカー会社にもよりますが、営業時間は8時からのところが多いようです。これでは船には乗れないようです。前日返しとなりそうです。
 日程を確定することにします。まずは飛行機の空席状況を確認します。行きは始発便、帰りは最終便で調べてみます。いっぱい×マークがついています。だめなのかなと一瞬思いましたが、座席の違いによるものです。空いている席は残っていそうです。それでも、13日の便が、満席のようです。
 いったん行程を整理してみます。飛行機は昼ちょっと前に着きます。その日と翌日いっぱい徳之島を回って、さらに1泊し朝一番に宿を出て亀徳港に移動します。その後昼前に沖永良部島について、翌日いっぱいまで島をまわってから最終便の飛行機で帰ってくることになります。徳之島に2泊、沖永良部島に1泊でどちらの島も1日半観光できます。
 次は、宿を決めます。南の方に行くのですから南の空低い所の星が見られそうな場所を探します。沖永良部島はフローラルホテルでいいでしょう。知名港のすぐ近くというのが気になります。港の灯りが強そうです。一応、だめな場合の回避策も探しておきます。最悪車での移動という手段もあります。このホテルは、12日が満室です。
 徳之島は難航します。南の開けているとことの宿は、犬田府岬と喜念浜にあると書かれているのですが、それらしき建物が見つかりません。いろいろ探して見つけたのが、天城町与名間のサンセットリゾートです。海岸まででれば、真南の海岸線がぎりぎり見えるかどうかというところです。ここを候補にします。
 日にちの確定です。フローラルホテルが12日がだめなので、13日としてみます。これで、飛行機は14日になるので13日の満席は回避できます。とすると、徳之島は11日と12日になります。これでサンセットリゾートに確認するとOKがもらえました。
 飛行機もネットで予約します。一度申し込んだものが、よく見ると1ヶ月ずれていました。やり直したらキャンセル料を取られてしまいました。料金割引もよくわかりません。往復割引は、往復ではないので使えないとしても、鹿児島−伊丹間は使えそうなのにありません。適用されたのは、乗り継ぎ割引だけだったようです。行きは伊丹9時15分発鹿児島10時25分着で、乗り換えて10時45分発徳之島11時55分着です。帰りは沖永良部17時ちょうど発鹿児島18時15分着、乗り換えて19時15分発大阪20時30分着です。
 次はレンタカーです。徳之島はいつも借りているレンタカー会社に電話します。亀徳港にも営業所があるので、そこで乗り捨てはできるかどうかも聞いてみました。大丈夫だそうです。乗り捨て不可と書かれていたのは、島外の営業所のことだったようです。わざわざフェリーに乗せて移動する人はいないと思います。ここで13日まで借りて、亀徳港近くの営業所で返却というのが確定しました。沖永良部島は島内のレンタカー会社しかないようです。和泊港近くのものと知名港近くのものがあります。船が和泊港につくのと、こちらのものは乗り捨て料金の設定があることから、和泊港近くのものにします。こちらも電話で予約を入れることができました。
 つぎは下調べです。与論島に行ったときに、鹿児島空港で、徳之島と沖永良部島のパンフレットを入手しています。地図がしっかりしているので、ここに追加の情報を記入して持っていくことにします。といっても、だいたい必要なことは網羅されているようです。内容が更新されているかも知れませんから、現地に着いたら新しいものを入手することにします。
 徳之島を調べていたら、ここにもアマミノクロウサギが生息しているような事がわかりました。どんなものなのか興味があります。夜行性なので、星見と時間帯が重なります。一日は星見、もう一日はクロウサギに割り振ることにします。初日の天気が悪ければクロウサギ、よければ星で2日目はその逆になります。2日とも悪ければ、2日ともクロウサギを見に行きます。運良く見られるとは限りません。島内にクロウサギ観察小屋があります。そのふきんで見られそうですが、観光情報を調べていると、島を横断する県道の峠付近で見られるかもと書かれています。こちらの方が宿にだいぶ近いので、こちらで探すことにします。
 後は、いつも通り日の出日の入りや干潮満潮の時刻なども調べておきます。基本的には朝夕が満潮で、昼間が高めの干潮、夜中に大きく潮が引きます。この時に、重大なミスに気がつきます。南の空の星が見られるということで、南十字星を期待していたのですが、この時期では南中は真夜中過ぎです。もう一月後の方がよかったみたいです。小笠原に行ったときは、日没直後だったので、ちょうどくらいかなと思っていたのですが、小笠原は6月末に行っていました。2ヶ月半早い時期なので、南中時刻は5時間遅くなります。経度の差とかもあわせると真夜中すぎになるのは計算できたはずです。
 いつも通りの準備をしておきます。違うのは、車にカーナビがないと書かれていたので持っていくのと、GPSロガーは感度を上げるために首に提げるためのストラップをつけておきます。カメラの偏光フィルターは、普通のものだとオートフォーカスの誤作動の原因になることがあるようなので、円偏光タイプのものを買っておきました。

posted by ヨッシン at 23:50| 旅行記