七ツ釜からいったん広場の方に戻ります。行き先の書かれた案内標識が所々にあります。その中で、「象の鼻」と書かれたものがあります。そちらの方にも行ってみました。七ツ釜展望所の隣に見えていた岬の先端部です。展望所からも遊歩道が見えていました。断崖が近くに迫っているためか柵で囲まれています。ここでも、六角形の柱状節理がよくわかります。

七ツ釜展望所方向です。木のすき間のところに展望所があります。

反対側の岬です。平瀬と書かれた案内標識がありました。その方向になります。左(手前)側の柱状節理の柱は倒れています。右(奥)側のものは何となくべたっとしています。何となく六角形の模様が見えますから、柱状節理を上から見ていることになります。柱状節理は、溶岩に対して垂直にできますから、ここで溶岩の流れは大きく波うっていたことになります。

柵の先端部までいって振り返ってみました。ここでも柱状節理は向こう側に倒れています。降りてきたときに、六角形がはっきり見えたのはそのせいだったようです。

ここまできたのですが、象の鼻というのはどれのことかわかりませんでした。波の影響で見えなかったのか、満潮とかいった条件の時に見られるものだったのでしょうか。
めがね岩展望所と書かれた案内標識もありました。入り江のそこに見えるというのですが、道の先端までいってみたのですが、入り江のそこがはっきりと見える場所はありませんでした。そこからの入り江の入り口です。柱状節理は斜めになっています。

友崎から加部島方向です。海はかなりうねっています。

説明板のあったところまで戻って、下をのぞいたところです。黒っぽいところの間に白くなっている所があります。洞窟(めがね)をとおして、向こう側の波が見えているようです。それとも、洞窟を越えてきた波でしょうか。手前側の木が密に茂っていてどうなっているのかはっきりしません。

駐車場に戻る途中に、「玄武岩の風化」と書かれた説明板がありました。六角形の模様が見られると書かれているのですが、どれのことかよくわかりません。少し先に、典型的なタマネギ状風化の様子が見られる崖がありました。ここのものは柱状節理を上から見ているのかどうかははっきりしません。

続く...