外に出てようすを見ることにしました。雨が降っているようなら出歩くのはやめにしようと思います。玄関まで行くと、ドアが開きません。ちょうど、宿の人が来たので聞いてみると、昨晩風雨が強く雨が吹き込んできたので、手動になっているということでした。床にも吹き込んだ雨を吸い込ませるためにぞうきんが引かれていました。このあたりは、風あたりが強いところだそうです。
ドアのことを聞いたのでわざわざ開けてくれました。かなり重そうでした。外に出てみると、吹き飛ばされそうなくらいの風が吹いています。雨も多少混じっているようです。普通なら、出歩くのはやめようというところですが、わざわざ開けてくれています。すぐに戻ってはということで、ちょっとだけ行ってみることにしました。
宿から坂を降りていくと、海水浴場に着きます。その向こう側には波戸岬が見えています。

波戸岬の先端に行くには、岬のこちら側と、向こう側に道があるようです。向こう側はまともに風が吹き付けています。こちら側は、森陰になりますから、弱くなっています。雨も防げるでしょう。こちら側を進んで行きます。
海水浴場の端まで来たところから、海水浴場の入り口方向をみたところです。高台の上に泊まった宿が見えています。

岬先端近くは、外海側の道と合流します。風当たりが強くなってきました。灯台が見えてきましたが、そこまで行ける状況ではありません。神社のようなものもありますが、風当たりが強い場所のためか、石垣で囲まれています。

引き返します。外海側の道を通りました。こちら側は広場のようになっています。遠くにハートのモニュメントが見えます。ここは恋人達の聖地だそうです。風のため近くまで行って見るほどの気力がありません。

池のような水たまりができていました。元々このようなものがあったのか、昨晩の雨できたのかは不明です。

海水浴場の入り口まで戻ってきました。不思議な形をした像が、二つ並んで置かれています。トルハルバン(石のお爺さん)というそうです。朝鮮半島済州島の城の城門に設置され、出入りする人たちを見守ってきたそうです。韓国西帰浦市から寄贈されたそうです。

宿まで戻りましたが、その先に広場のような所があります。いってみました。案内板に書かれていたのは北条氏盛陣跡という文字です。この半島一帯には、秀吉の朝鮮出兵時に、各地の武将が陣を張った跡が残されています。ここもその一つです。何処にどのように張られていたのかは見てもわかりません・

先に展望広場があります。ここから見た波戸岬方面です。天気がよければ壱岐島が見えるそうです。右に見える島は松島です。

増田長盛陣跡という案内標識もあります。あのあたりにあったのでしょう。

ここからは宿の裏口に続いていました。こちら側は風もあまり強くなく普通にドアを開ける事ができました。
続く..........