案内標識に従って、ムツゴロウ王国らしいところにつきましたが、どこがどうなっているのかわかりません。とりあえず、堤防が見えたので、上にあがって向こう側のようすを見ることにしました。堤防の向こう側は川になっています。有明海が見られると思っていたので、かなりの期待外れです。ムツゴロウがいるのかどうか不安になってきます。

いったん駐車場に戻り、付近に何があるかを調べることにしました。まずは、トイレです。ムツゴロウの形をしています。

横に飼育施設があって、ムツゴロウが見られると書いてあります。見わたしてもどの建物のことかよくわかりません。とりあえず展示館と書かれているところを目指していきます。たどり着いたのは、水産振興センターです。建物の入り口に展示館と書かれているのですが、展示館の位置がわかりません。中に人がいましたので聞いてみたところ案内してくれました。電気はついていませんでした。中のようすです。漁業関係の道具や、魚などの標本が展示されています。ムツゴロウいませんでした。標本はあります。

ムツゴロウのことも聞いてみました。まだ寒いのでいないのでは、晴れて気温が高くなれば出てきたかも知れないとのことでした。今日は昼頃から雲が広がりだして、今は曇り空です。
有明海の生物や漁業のことをまとめたビデオを上映してくれました。ムツゴロウを見たかっただけなので、いないとなれば早々に退散したかったのですが、上映が始まった以上はそうもいきません。終わるまでつきあいました。
ムツゴロウの飼育施設は、ここと駐車場との間のようでした。建物自体が倉庫ぽく、案内もなかったのでわからなかったようです。そもそも使われているのかどうかもわかりませんでした。
さらに先に公園があります。そこからもムツゴロウ観察場と書かれた場所に行けるようです。いってみました。遠くの方にいれば、写せるようにと望遠鏡の鏡筒も担いでいきます。ここからも見られるのは六角川の川岸です。遊歩道もあって川岸近くまでいけるようになっています。間の泥の出ている所は、ぬかるみを体験する場所のようです。

水辺にはカモがたくさんやってきています。マガモです。

今は干潮のようなので、川縁は干潟のようにはなっています。泥がたまっていて、ぬかるみそうです。

水辺近くの泥の上を探してみたのですが、何もいません。カモに踏み荒らされたのか、グジャグジャになっています。これだと生物はどこかに行ってしまうでしょう。

この区域は、ムツゴロウやシオマネキなどの生物の保護地区になっています。それに合わせて公園として整備されているようです。川岸ですが、満潮時には、海水が上がってきて海水に浸かる感潮域になっています。干潮時には、川は深いところを流れていて淡水はかかりません。海岸の干潟と全く同じでしょう。
時刻は4時を過ぎています。名護屋城も見ておきたいので、佐賀県南西部は次回ということにして宿のある唐津の方を目指します。小城から山の中に入ったところで、教習車の後になります。そんなに遠くまではいかないだろうと思っていたのですが、40分近く前を走ったままです。往復のことを考えると、2時間近く連続して教習を受けていることになります。長時間の教習ができるようになったのでしょうか。
唐津到着がだいぶ遅くなってしまいました。名護屋城到着は6時前になっています。明日見学することにします。普通に来ていても遅くて見学はできなかったようです。
その後10分ほどで宿に到着です。今晩の夕食は奮発してイカの料理を追加しています。この付近の名物だそうです。出てきたときも、色が変わったり動いたりしています。ゲソは、この後から揚げになって出てきました。

夕食が終わった頃には雨が降りだしてきました。今晩の星見は無理でしょう。早めにねることにしました。
続く...........