2018年10月26日

大陸接点・北部九州 50 3/15 吉野ヶ里町歴史公園09

 中のムラに着くまで1時間以上かかっていて、だいぶ疲れてきています。これでやっと公園の半分ほどを見たことになります。残り半分の区域で、遺跡が復元されているのはあとわずかのようです。気合いを入れて続きを見ていくことにします。
 「やよいのみち」はこのまままっすぐ行くようになっているのですが、東側に見えている建物群の方が気になりますので、そちらの方をみてからいくことにします。こちらのコースは「ひみかのみち」になります。
 建物群のある区画の入り口です。この区画は「北内郭」といいます。中に入る門が見えています。その向こう側にひときわ大きな建物が見えます。主祭殿です。
吉野ヶ里遺跡 北内郭

 北内郭の入り口です。柱や梁も今までの中で一番立派です。入った後、道が曲がっています。城などに見られる枡形のようなものなのでしょうか。それとも、沖縄などで見られるように邪気が入ってこないようにするためのものなのでしょうか。ここにも鳥形が飾られています。
吉野ヶ里遺跡 北内郭 入り口

 柵の内側に環濠があってさらにその内側にも柵があります。侵入を監視する物見櫓もたくさんあります。
吉野ヶ里遺跡 北内郭 入り口内部

 二つ目の柵を越えたところです。ここにも環濠があります。左側の柵はそれほど長く続いていません。進入路を制限するものでしょう。その向こうの建物が主祭殿です。
吉野ヶ里遺跡 北内郭 入り口内部

 主祭殿の屋根の上です。つの型の飾りがあって、その上に鳥形があります。
吉野ヶ里遺跡 北内郭 主祭殿屋根

 主祭殿は、祈祷などをおこなっていた場所とされています。内部ではそのようすを再現しています。
吉野ヶ里遺跡 北内郭 主祭殿内部

 主祭殿の地上部は壁がなく柱だけになっています。そこから北側のようです。竪穴建物の向こう側に高床建物が見えます。その向こう側に物見櫓が見えます。物見櫓は環濠を外に膨らませるように掘ってその内側に立てられています。
吉野ヶ里遺跡 北内郭 主祭殿から

 高床建物の内部です。最高司祭者の生活場所とされています。薄く剥いだ木を組んで作った網代の壁があります。奥の部屋に司祭者が寝起きしていたようです。
吉野ヶ里遺跡 高床建物内部

 高床建物の東側にある東祭殿です。内側の環濠より外側にあります。壁は2方向だけつけられています。季節ごとのまつりの儀式に使われたのではと考えられています。何度も建て替えられた跡があるようです。
吉野ヶ里遺跡 北内郭 東祭殿

続く..............


posted by ヨッシン at 23:57| 旅行記