2018年10月10日

大陸接点・北部九州 37 3/14 肥後古代の森菊水地区 肥後民家村

 和水町歴史民俗資料館の展示の中心は、江田船山古墳から出土した遺物でした。展示を見ていて、昔日本史の授業で江田船山古墳から銘入りの太刀が出土しているのを習ったのを思い出しました。古墳の名前を見たときに感じた居心地の悪さはこのことに関係していたようです。わかっていればそのままスルーできる名前ではありません。
 太刀は復元されたものも展示されていました。直刀だったのですね。古い刀なので当然なのですが。他の出土品などからも、大陸との交流に関わっていたことも推定されるようです。出土品は全て国立博物館にあって、ここのものがレプリカというのがちょっと残念です。
 建物の外にも、展示があります。これは石棺です。
和水町 民俗資料館 石棺

 このあとは民家村をぐるっと回ってみることにします。建物はいっぱいあります。案内図には、工房のような名前が書かれています。旧布施家住宅もそうでした。移築復元されたものか、古民家風に建てられたものか区別がつきません。中を見てもよいのかどうかも不明です。説明の書かれているものを中心に見ていきます。
 石屋根倉庫です。対馬のものです。対馬で見たものと同じものです。現地で見たものはもう少し大きかったような気がします。
和水町 民家村 対馬石屋根倉庫

 菊池市下長田にあった中原家の倉です。手前側の屋根が2段になっています。
和水町 民家村 菊池市中原家の蔵

 玉名町の山野家の住宅です。藁葺き屋根で庇が瓦葺きになっています。L字型の建物と書かれています。切妻の平入りの建物のように見えます。
和水町 民家村 玉名町山名家

 隣にあった菊水町の旧河野家の民家と外見や内部の配置はよく似ています。このあたりの民家の特徴なのでしょうか。
和水町 民家村 菊水町河野家

 菊池市七城町にあった旧緒方家です。18世紀の農家です。二つの棟が向こう側に見える土間の建物でつながった構造になっています。作業場としてひろい土間を使っていたそうです。
和水町 民家村 菊池市緒方家

 玉東町にあった境家の建物です。19世紀の山村農家の建物です。国指定重要文化財になっています。
和水町 民家村 玉東町境家

 これもコの字型の建物のようです。正面からでははっきりとはわかりません。土間の建物と床のある建物がつながっています。
 建物内部です。広い土間があります。農作業の道具などがおかれています。
和水町 民家村 玉東町境家内部

 境家の前の門をでると民家村の外に出てしまいました。
和水町 民家村 玉東町境家門

続く...............


posted by ヨッシン at 23:58| 旅行記