途中何処もよるところもなく、何となくそれらしい国道に出合います。ここだと思い右折していきますが、今回も何か様子が変です。ちょっと広いところがありましたので、ここで確認して見ることにしました。
ついた場所には駅のホームのような形をしたものが見えます。駅がどうのこうのというような案内もあったような気がします。こんなところに鉄道があるわけないと、あまり意識していませんでした。当然、降りて周りを見たりとか写真を撮ったりとかはしていません。
帰ってきてからわかったことです。旧国鉄の宮原線(みやのはるせん)というのがあります。久大本線から九重町で分岐して、小国町まで通っていたようです。ちょうどここには北里駅がありました。そのホーム跡を中心に公園と整備しています。近くには鉄道の遺構とかがたくさん残されています。
行き先を確認することで頭の中がいっぱいになっています。カーナビを見る限りでは目的の場所はわかりません。近くに案内板もないようです。元の国道をさらに進んだ所に道の駅がありますから、ここで確認するのが良さそうです。引き返します。
道の駅です。さかずき型をした建物があります。ゆうステーションと書かれています。1階が店で、2階に情報コーナーがあり写真展もしていました。トイレの位置は不思議な配置でした。近くの案内図やパンフを見るとこの先を右折するといけるようです。
駐車場の横に宮原線の駅が残されていたようです。駐車場からは建物2階に入るスロープの陰で気がつきませんでした。
道には案内もつけられていて、無事下城公園に到着します。駐車場正面に、大イチョウが見えます。まだ葉っぱはでていないようです。周囲に何もなく大きな木なので、黄葉すると。遠くから見てもきれいでしょう。

大イチョウと川の間に道があり、その脇に滝見所があります。周辺に背丈より高い木や草が生えているので、滝はほとんど見えません。カメラを頭の上に上げて、何とか写すことができました。下城滝です。

道はこの先で通行止めになっています。こちら側からは見られないようです。対岸に向かうために、少し引き返し橋を渡ります。橋の手前に、不思議な人形が置かれています。真ん中のものはくまモンでしょうか。

橋の上から見た川下流側です。すぐ先で滝になっているようです。

橋を渡って、川沿いに遊歩道があります。少し下って行ったところからみた滝です。

案内図によるとこの近くに鍋釜滝というのがあります。滝らしいのはこれだけなのでこれが鍋釜滝でしょうか。さらに説明によると、甌穴が連続してつながってできていると書かれています。甌穴といえば下流側にある渓谷にたくさん見られます。つながっているようにも見えます。こちらが鍋釜滝でしょうか。単なる急流といってもいいような感じのところです。

橋があるので渡ってみました。そこからは川底のようすがよく見えます。川岸の壁が丸く削られたようすは、確かに鍋や釜のようです。

川底に見られた甌穴です。

橋を渡って滝の方に行き、反対側から見てみました。

こちら岸は行き止まりです。橋から遊歩道に戻って先に進んでいきます。滝見テラスとかがあるのですが、こちら岸からは下城滝見えません。滝は向こう側に向かって落ちているようです。対岸の切り立った崖が見えます。溶結凝灰岩でしょう。柱状節理が見えます。

続く...............