2018年09月22日

大陸接点・北部九州 26 3/13 阿蘇カルデラから外輪山ミルクロード

 ここまででだいぶ遅くなっています。距離的に考えると、ぐるっと回っていくだけでも宿への到着は遅い時間になるでしょう。この先に、涌水地や城跡などチェックしたところはたくさんあります。よっている時間はほとんどありません。鮎返の滝だけはみておきたいので、ここに向かうことにします。
 鮎返の滝は南阿蘇村の栃の木にあります。白川水源の前の道を西に進んでいき、国道を少し進んだところから栃の木温泉の方に曲がっていったところにあります。
 国道に合流してから少し走ったところにある栃の木交差点で、迂回路の指示が出ています。この先で熊本地震による橋の崩落と大規模な崖崩れがあったためです。交差点を左折すると熊本方面、右折で阿蘇谷方面になります。元々ここは左折する予定だったので左折します。迂回路になったため車が多くなると思ったのですがそれほどでもなかったようです。
 この道からさらに脇道に入ります。下の道と合流したところで、滝に行く右側の道はこの先工事通行止めと書かれています。この近くに車を駐めて歩いて行くことにしました。
 正面に崖崩れのあとが見られます。このあたりは熊本地震で被害の大きかった一画になります。その影響でしょうか。
南阿蘇村 鮎返りの滝 崖の崩落

 滝が見られるかどうかはっきりしていないのですが、栃の木温泉の旅館の下にある道路の所まで行ってみました。滝が見えてきました。大きな草の影になって全景が見えていません。
南阿蘇村 鮎返りの滝

 滝の奥から右横にかけて大規模な崖崩れの跡が見られます。南阿蘇鉄道が不通になっている最大の原因は正面の崖付近にあるトンネルが通れなくなったことにあります。
南阿蘇村 鮎返りの滝

 さらに進んで行くと滝と崖崩れの位置関係がよくわかるようになってきました。滝の全景も見えています。この付近の道路は広くなっていて車を駐められたようです。ここまで工事をしている場所はありませんでした。
南阿蘇村 鮎返りの滝

 車のところまで戻り、車で栃の木交差点まで引き返します。大規模崩落のようすなども見たかったのですが、見られるかどうかもわかっていません。迂回の指示に従って交差点を直進します。
 迂回の指示に従っているものの、何処をどう走るのかわかりません。前のダンプは何となくわかっていそうなのでついていきます。それでも、山を登っていったり、パノラマラインという表示が出てきたときには、中央火口丘に登るのではと不安になってきました。
 道は阿蘇谷を通る国道の赤水付近に出ました。予定では赤水からカルデラ壁を登って二重峠に行き、外輪山上のミルクロードを進むつもりでした。
 二重峠に上がる道もすぐに見つけることができました。登り口に旧街道の石畳道があるのですが、時間の関係でよることはできませんでした。そこから少し入ったところに展望所があります。そこからの中央火口丘です。
阿蘇市 二重峠展望所から阿蘇中央火口丘

 さらに登ってミルクロードに合流します。その間にももう一度旧豊後街道の石畳への案内がありました。時間がないので省略しましたが、こちら側は見る時間はあったようです。
 ミルクロードでは、途中に展望所があればカルデラを見ておきたいと思っています。この道路は車の速度が速すぎます。80km/hは出しているようです。後に車が見えたと思ったらあっという間に追いつかれています。迷惑にならないように速度を上げないといけないので、景色を見ながらとか何かないかとか探している余裕はありません。進んでいてやっと見つけたのが、かぶと岩展望所です。ここからカルデラを眺めてみることにします。
 大観峰方面です。正面に見えます尾根が夕陽に照らされた赤く染まっています。
阿蘇市 かぶと岩展望所から大観峰

 一番赤く染まっている付近です。右端が大観峰の駐車場付近になります。向こう側にうっすらと見える山は久住連山のようです。
阿蘇市 かぶと岩展望所から大観峰

 中央火口丘方面です。展望所はカルデラから張り出した窪地の方を向いているので、火口丘は山かげになります。先の地震で地割れとかがたくさんできたので整備中です。立ち入りのできるところがだいぶ制限されています。
阿蘇市 かぶと岩展望所

続く...............


posted by ヨッシン at 23:47| 旅行記