出発の準備が終わって車を動かそうとしたときに、1つ見落としているものがあるのに気がつきました。宿の玄関前におかれている石です。車をその近くまで移動させて、見ていきます。
説明では、この近くにある祇園山で採れた岩石で古生代シルル紀の化石が入っているそうです。昨年、宮崎県立博物館にも鞍岡産と書かれた化石標本をたくさん見ました。どちらもほぼ同じ場所のものです。

近くで見ると、ハチノスサンゴや二枚貝などの化石がたくさん入っています。ハチノスサンゴの部分を拡大してみました。

ついでにここからの景色ももう一度よく見ておきます。Gパークの陸上トラックが見えます。遠くに見える山並は阿蘇の南西側外輪山で黒岩から駒返峠あたりのようです。もう少し右側の見えるところに行けば、阿蘇五岳が見えていたはずです。

Gパークの入り口に戻り、西に向かう国道に沿って車を走らせます。特産センター前にうのこの滝と書かれた案内があります。行ってみました。狭い道でしたが滝近くまで行くことができました。
うのこの滝です。崖の下半分の岩石がえぐられるように削れています。

滝の部分の拡大です。溶結凝灰岩とその下の地層が見えています。

駐車場に戻る途中で、きれいな声でさえずっている鳥がいました。サンショウクイのようです。

すぐに飛び立ったのですが、別の枝に止まりました。この付近を行ったりきたりしているようです。

駐車場から国道に戻ります。いったん特産センターによっていきます。駐車場におかれていた、いざなみ・イザナギ像です。前の道はひむか神話街道というようです。高千穂町から霧島山高千穂峰(御池)までつづいています。

続く...............