遊歩道は全長で3km以上もあります。端までいけば戻ってこないといけません。全部見るとなると、相当時間がかかります。アクセスポイントがいくつかあるみたいなので、主要ポイントのみ行くことにします。後で考えてみたら、行きか帰りに自転車を使うという方法もありました。入り口でのこともありました。現地ではそこまで考える余裕はありませんでした。
遊歩道の端まで柱状節理がずっと続いているようです。入り口にあった案内図に書かれている変わったものといえば、潮吹き岩です。ここに行くことにします。遊具広場の入り口からはすぐのようです。遊具広場まで車で移動し、そこから歩いて行くことにします。
遊具広場の横に車を止めようとしたのですが、近くに大きな駐車場が見えます。そこに車を入れました。オートキャンプ場の駐車場のようです。遊歩道の入り口は、入浴施設の入り口にあったのと同じ標識があるのですぐにわかりました。
標識のところを入ると、道はすぐに2手に分かれています。最初の場所に行く道と、さらに端の方に進んで行く道です。潮吹き岩は、引き返す方向にありますから右側の道を進んで行きます。
林をぬけて、海岸の岩場に出たところで、潮吹き岩の案内板があります。正面の方向にあると書かれています。その方向には大きな岩とその間に少し低くなったところがあります。

案内板に書かれていた説明には、「大潮の満潮の時に、岩の間から海水が勢いよく吹き上がります」と書かれています。時期的にはもう数日すれば大潮です。潮の具合は調べていないのでわかりません。見える範囲では潮が上がっていないようです。
このすき間から海水が吹き上がるとなれば、かなり大きな波が必要です。まわりの木も潮がかかって枯れているはずです。ようすを見るために右側からまわって海岸近くまで行ってみることにしました。まわる途中で見えた南側の海岸です。フクトが浦は森の奥になります。

海岸では、波が岩に激しく打ちつけています。

山の方をみると、岩の割れ目が真っ直ぐ伸びています。正面にある岩は、案内板から見えていた左側の大きな岩です。

この裂け目に波が入りこめば、大きな飛沫が上がるのではと見ていると、少し海側で飛沫の上がるのが見えます。霧状に海水を噴き上げているようにも見えます。

ようすがよく見られる場所を探して、移動します。割れ目は深いので、あまり近くまでは寄れません。これが限界というところでしばらくようすを見ます。
波が押し寄せてくると、割れ目の奥の方で時々飛沫が上がるのが見えます。かなり大きかったものです。

見ていると、飛沫の上がる手前側に、空気と一緒に潮が霧状に吹き出す所があるのがわかりました。そこから上がった大きな潮吹きです。

これなら岩に打ちつけてできた飛沫と区別できます。潮吹き岩といっていいでしょう。何処のことか詳しく書かれていませんが、潮吹き岩とはここのことと思われます。ちょっと小さいようにも思いますが、条件が完璧ではないからでしょう。
続く...............