道の駅の案内板で、この奥にあるものについて調べてみました。サンパークという公園があって、温泉施設のほか、オートキャンプ場や運動施設があるようです。あまり興味のあるものではありません。海岸には下りられるだろうと考え、温泉施設の方に行ってみました。
温泉駐車場から海岸に下りられるところを探したのですが、見つけられません。案内図があったのでそれを見ると、温泉建物の奥から、遊歩道が続いているように書かれています。
温泉施設の方にも行きました。一般の立ち入りの可能なところに遊歩道の入り口のようなものが見られませんでした。誰かに聞いてみることにします。といっても、どこにあるか知っている人がいそうなのは施設の中です。受付で聞こうとしたのですが、長く話をしている人がいました。その間にも入浴客がたくさんやってきて、長い列ができてきました。私用なので全て終わるまで待って、聞いてみたところ事務室にいた人がわざわざ案内してくれました。従業員用の駐車場のようなところの奥に入り口がありました。
遊歩道に入ったところです。初めは林の中を進んで行きます。ヤブツバキが多いようです。

林床にあった花です。ムサシアブミです。仏縁苞が丸くなっているのが特徴です。根元から伸びる2枚の葉の間に花がつきます。小葉が3枚あるのが特徴です。

林をぬけると、細長い島が見えてきました。島の岩には、柱状節理が見られます。ここの特徴は、柱状節理の発達した岩が海岸に沿って2km以上も続くことでした。

島は細長いのですが、その間の海もほとんど同じ幅で続いています。

足下の柱状節理の表面です。割れ目のところの角が取れて、丸くなった石が並んでいるように見えます。

遊歩道を先に進んでいきます。みさきのようなところをまわると、入り江が見えてきました。フクトが浦です。海岸近くに岩場があり、その内陸側は低くなっていて砂浜のようなものがあります。

道は、浜のようなところに降りていきます。海岸側は岩場になっていますが、所々に切れ目がありそこから海が見えます。岩にはきれいな柱状節理ができています。

岩場と山の間の低くなっているところです。ちょっと大きめの石がたまってできた礫浜のようです。

奥に見える岩場の切れ目まで行ってみました。岩場の手前側では、海水が切れ目の方に向かってさかんに流れています。

その流れの元をたどってみると、波が打ちつける度に、岩場のすき間から大量の海水が流れ込んできています。

続く...............