春先の旅行について検討することにします。やっぱり暖かいところということで、四国か九州にしたいものです。四国はざっと回ったようですが、九州はまだ北側には行っていないところがたくさんあります。有名なところでは吉野ヶ里遺跡や名護屋城、世界遺産になった宗像大社などがあげられます。全体的に一昨年・昨年とかけて南九州は回っていますので、九州北部にまだ見ていないところが多いようです。
九州はフェリーで行って帰ってこられるので、車で行くことも可能です。望遠鏡を運んでいく事ができますから、車での移動を考えることにします。フェリーが着くのは、門司・別府・大分・宮崎・志布志とあります。まだ、宮崎県北部に見ていないところがいくつかありますから、宮崎港を利用することにします。とりあえず、行きに利用することにします。
帰りのフェリーは、行程の最後の方が九州北部の海よりになりそうなので、門司からのものを使うのが良さそうです。神戸港と大阪南港に戻るものがあります。自宅に近い方ということで、大阪南港にします。このフェリーは1日2便出ています。できるだけゆっくり出られるように遅い方の便を使うことにします。
つぎは、日程の候補です。星を見に行きますから、新月の前後になります。3月に行くとして、17日が新月です。土曜日になります。土曜日の宿泊場所は見つけにくかったり料金が高かくなる所があります。翌日観光客が多くなることもあります。これらのことを考慮して、11日から17日の間を候補とします。17日発のフェリーで帰ってくる事もありです。
宮崎を起点にして、宿泊場所を順番に決めていくことにします。星を見ることを考えて市街地の中はできるだけ避けることにします。まず、宮崎県北部に行くとして、日向・延岡は町中なのでパス、西側の高千穂近辺で探すことにします。国民宿舎もありますが、高千穂ではどこも宿泊料は高めになっています。車なのでちょっと離れていても良いということで、グーグルマップを見ていると、となりの五ヶ瀬村にごかせ温泉木地屋というのがあるのをみつけました。値段も手頃です。運動公園の中にあるのが難点です。最悪車で移動できるということで、1泊目(船中泊の分は無視することにします)はここを候補とします。
この近くですが久住高原荘は市からの宿泊補助が出ます。実質半額になりますから利用しないという手はないでしょう。ここを2泊目とします。2日目は、阿蘇のカルデラ内や外輪山を見て回ると1日使うことになるでしょう。中央火口はだいぶ前に行っていますので、時間が余りそうな場合に考えることにします。
そろそろ、吉野ヶ里のある方向に向かわないといけないでしょう。佐賀県までは距離がありますからこの間に1泊入れたいところです。間に星野村がありますが、前回と逆コースになります。通る道筋が同じになると同じ場所を見て回ることになります。これは避けたいので、道筋が重ならないよう帰る直前に入れることも考えることにします。となると宿泊場所の候補はもう少し南側になります。どうしても町中になってしまいます。そう思っていているとかんぽの宿柳川があります。かんぽの宿のポイントが消滅しそうなので、使うか期限を延長させる事も考え、柳川を候補にします。町中といっても、町からすこし外れたところにあります。
柳川を出た後、吉野ヶ里による事ができます。その向こう側に国民宿舎波戸岬があります。一昨年から夕日がきれいなところということで宿泊地の候補になっていたのですが、ネット関係がうまく見られなっていました。ことしはつながるようになったみたいです。春先には日没後の黄道光は見やすくなりますので、これも目的に入れることができます。もう一つ行きたいところの名護屋城の近くなのでこちらの見学にも使うことができます。ここが4泊目の候補とします。柳川から距離もちょうどいいでしょう。
波戸岬から門司までもう1泊入れるかどうかです。距離的にはちょっと遠いような感じがします。宗像近辺で入れると門司までが近すぎるようです。星を見るのに適したところがありません。星野村も微妙な位置です。門司発の船は遅めなので何とかなるような気がします。とりあえずそのまま帰ることにします。
宿が決まったところで、ネットで泊まれるかどうかを確認します。だいたいは大丈夫のようでした。一点だけ、柳川が15日は広い部屋しか空いてなくて料金が高くなります。これを避けるように入れるとすると、11日出発か13日出発になります。13日出発では波戸岬が17日土曜日になり追加料金が発生します。日曜観光が入ってきますので、11日出発17日朝帰阪ということにします。この日程で宿とフェリーの予約を入れます。一応すんなりとOKがとれました。
コースは決まったので、途中の立ち寄り所を検討します。基本的にはグーグルマップを開いて、途中の観光地と書かれているものをピックアップするのがメインです。だいたいのものをメモしておきます。地図にすると範囲が広くなりすぎます。その他に、旅行会社から送られてくるパンフも参考にします。佐賀県のツアーを見ていると、南西部の方にもいくつか見所がありそうです。明治何年かの博覧会みたいなものも開かれるようですが、これは帰ってきてからの開催になります。
準備するものは基本的にはいつもの通りです。望遠鏡と車関連のものが入ってきます。荷物はいつもより多く持っていくことができます。カメラは2台持っていくことにします。標準ズーム用と望遠ズーム用です。往復フェリーを使うので、船内用の食料や飲み物も買っておくことにします。運転中の眠気覚ましになるものも必要です。初日の出発が遅いので、出る前に買うことができるでしょう。
前回の旅行でGPSロガーの動作不要の原因が、電池の電圧低下による可能性が出てきました。そこで容量の大きな電池を使うことにしました。といっても、単3電池ではアルカリ型より容量の大きなものは、ニッケルカドミウム電池かニッケル水素電池、リチウム電池になります。リチウム電池は入手しにくい、ニッケルカドミウム電池は放電が激しいという問題があります。最終的にニッケル水素電池という選択になります。これでも普通の乾電池に比べて電圧が低い(1.2V)という問題があります。ネットなどで見ても、ニッケル水素電池は推奨されていないようです。とりあえず手持ちの電池を入れてみたところ動作しているようです。カメラ用にはいくつかありますが、4本セットの同じ組み合わせて使うようにしています。1本だけ抜くとそのセットが使えなくなります。新しいものを購入することにします。大型家電店ならどこで買っても同じ値段なので、市中心部の家電店で2本セットのものを購入しました。また、ロガーの中には前回のログがだいぶたまっています。全て消去しておきました。
出発の1週間ほど前に、帰りのフェリーの会社からメールが届いていました。何度も電話したけれどもつながらなかったということです。その日はたまたま何度か外出していました。その間に電話がかかってきていたようです。内容は、予定の船がドッグに出したところ、故障が発生して運休になるということです。代替の処置が3つ書かれています。1つ目は乗船を取り消すことです。別会社の便(神戸着)で帰ることになります。予約が取れるか不明です。2つ目は、3時間ほど早く出発する船で帰ってくることです。これには空きがあって乗れそうです。3つ目は別日の便を利用することです。この場合、その便が空いていないと乗れません。他にも、その間の宿の手配もしないといけなくなります。かなり手間がかかりそうです。結局一番簡単な2つ目の処置を利用することにして、そのように連絡を入れました。
だいぶ前に久住高原に行ったときには、峠越えで雪に遭い、苦労しました。今回も、計画立案時点ではまだ寒さが厳しい状態です。久住高原ではその峠がある方に行かないので大丈夫としても、五ヶ瀬村も近くにスキー場があり雪が多そうなところです。宿に確認をとったところ、準備はしておいた方がいいとのことです。雪用タイヤを履かせる準備だけはしておきます。実際のところは、2月の終わりから3月の初めにかけていったん寒くなったものの、その後は暖かい日が続きました。しばらく寒波はやってこない感じです。タイヤは替えずにそのままでいくことにしました。
今回の旅行は、行く前から大変です。この先大丈夫でしょうか。
2018年08月16日
大陸接点・北部九州 01 計画立案
posted by ヨッシン at 23:35| 旅行記