2018年06月23日

地震の影響(その5)

 ほんのちょっと前に余震がありました。ちょっと大きめです。相変わらず下から突き上げるような揺れが主体です。2秒ほどしてから横揺れがやってきました。今回の横揺れはいつもより強めです。いつもより遠いのかなと思うのですが、初期微動が2秒ならほとんど真下といっていいでしょう。メカニズム解は断層面の傾斜角が80度の横ずれでほとんど水平に動いています(防災研Hinetより)。横ずれの動きが主体だった分だけ、横揺れがでたようです。地震のことが気になったので、ネットをチェックしていた分だけ、ブログ更新に入る時間が遅くなってしまいました。

 18日の続きです。
 周辺の事が気になったときにもう一つ気になることが浮かんできました。地震報道で流されるものといえば、商店の陳列棚から商品が落下しているようすです。後片付けも大変だろうなと思いながら、ふと近くのスーパーはどうなのだろうと思いました。一番近いところの店は開いているようです。片付けが終わったのでしょうか。
 ふだんは毎日買い物に行っていません。だいたい決まった日に、決まったスーパーに行きます。特売日狙いです。この日は、値引券が使える日なので行く予定にしていたスーパーがあります。それに合わせて家の中のものもなくなっています。買い物ができるかどうかわかりませんが行ってみることにしました。
 こちらのスーパーも営業していました。ふだんと違うのは、弁当・総菜売り場が地震の影響で使えないことから、この棚の商品は少なめでした。簡単に夕食代わりになるものと考えていたのですが、入手できません。これはあきらめます。ビンが落下してというのはわかりませんでした。最近はペットボトルや紙パックが増えています。
 陳列棚を見わたしてみると、空っぽになっている棚があります。カップ麺の棚でした。一気に売れたようです。簡単に食べられるものということで、買って行ったのかと思ったのですが、後日わかったのはガスが止まっている地区が多く、調理ができなかったことも影響したみたいです。電気ポットでお湯だけは沸かせるという家がたくさんあったようです。この時は気がつかなかったのですが、ミネラルウォーターやペット茶、レトルトカレーやパックご飯もなくなっていたようです。
 帰りがけに、寄り道しながら周辺地区、特に古くからの集落のあった地区を通ることにしました。被害のようすを見るためです。屋根などは見えないのでわからないのですが、業者が入っているところがあります。屋根の応急処置のためのようです。塀の落下は1件のみで、傾いたり倒壊したりというような建物は見当たりません。揺れの大きさのわりには被害が小さくて済んだようです。

 夕方近くになって、親戚から屋根の瓦が落ちたということで応援要請がかかりました。ブルーシートが欲しいということで、震源から遠いと思われる方向のホームセンターへいきました。入り口にジュース類はありますと書かれていました。水やお茶は売り切れていたようです。シートは一番小さなサイズのものだけが残っていました。耐久性のあるシートはちょっと高めですが、大きなのがわずかに残っています。これを2枚ほど買って戻り、親戚に家に行きました。
 屋根瓦の落下に関しては、業者を呼んだということです。屋根上まであがる方法がありませんから、結局のところ業者が来るのを待つしかありません。
 その間に、周辺の被害のようすを見ておくことにしました。特に地面がずれたりとかいうことはありませんでした。ブロックやレンガ塀が崩れ落ちているところが何カ所かあります。直径が1mほどある石垣の石が転がっているところも見られます。このあたりが一番被害の深刻なところのようです。ガスの復旧工事の車も来ているところもあります。ブロックの落ちたところは、小学生の通学路にあたっています。たまたまこの日は授業参観の代休になってたようで、小学生も登校していなくてけが人が出なかったのは不幸中の幸いということなのでしょう。
 業者が来ても作業のようすを遠くから見守るしかすることはありません。ずっとみつづけています。作業自体は、ずれた瓦を雨漏りがしない程度に押し戻し、シートを屋根瓦がずれたところに被せ、崩れたがれきを土嚢袋に詰めて、それを重しにしてシートを飛ばないようにするということの繰り返しです。6ヵ所ある斜めの棟瓦(隅棟瓦)が全てずり落ちています。落ちた瓦で、下の屋根瓦が割れているところもあります。全部の作業が終わったのは11時をまわっていました。我々はこれで一安心ですが、業者の人はまだこれからもう一軒まわるとのことです。今日一日休む間もなく朝から動きぱなしです。ご苦労様です。
 だいたい一区切りついたので、家に戻って寝ました、帰宅は12時をまわっていました。

posted by ヨッシン at 23:59| 日記