佐良浜集落の中では道路が入り組んで、どの道が通りぬけられるのかわかりにくいのですが、車を走らせていた道沿いに、サバウツガーへの標識が何カ所かありそれに従っていけば到着することができました。
車の駐車スペースの近くに、この付近にイラブナスビという宮古島近辺にしか見られない植物があると書かれた説明板がありました。付近の植物を探したのですが、それらしいものは見当たりません。看板近くにあった草の写真を撮ったのですが、これではなかったようです。

南側の海岸です。断崖の上に展望台が見えます。後で行って見ることにします。伊良部島の北東側にはこのような展望台がたくさんありました。

直下の海面です。上面の高さが海面の高さとほとんど同じところがたくさんあります。波が岩の上をなめるように通っています。

北側の海岸線です。断崖が続いています。その下に同じ幅で浅い平らな海底が続いています。海食台というより、珊瑚礁によって作られるサーフベンチのようです。

階段があります。海岸近くまで下りていくことができそうです。下りてみます。下には丸く開けられた穴のようなものが作られてます。これがサバウツガーです。ガーは泉を表すことばだそうです。ここの水は簡易水道ができるまでは、地元の人たちの貴重な水源として使われていたそうです。

井戸の中です。底の方に水がたまっているのが見えます。

横の崖です。茶色い地層のようなものが見えます。そこだけ、岩石が溶かされたような穴がたくさん見られます。このような穴を通って水がしみ出しているようです。

来た道の方を振り返ってみました。急な階段があります。そのまま真上の平らなところまで一気につながっています。汲んだ水をもってこの階段を毎日上がるのは大変です。荷物がなくても息が切れます。

階段を上がって広場に着いたところで、見学に来ていた観光客に何があるのかと聞かれました。井戸があると教えると、どうしようかしばらく悩んでいたのですが結局下りていきました。普通でも下りていくのに勇気が要ります。
車に乗って先ほど見えていた展望台に向かいます。こちらはさばおき園地というようです。駐車場のまわりにはお墓が並んでいます。ここは園地というより霊園のようなところなのでしょうか。

展望台に来たのですからそちらの方に行きます。ここからも海がよく見えます。北側の海岸です。先ほどこちらを見ていたのは、左端、崖の中段くらいの所にある平らになった場所です。集落はここより高いところにあります。水を運び上げる苦労は先ほど登った階段では済まないことになります。大変な苦労を強いられていたことになります。

続く...............