下地島北側をとりまく珊瑚礁は岸からずっと離れています。滑走路沿いの道路から見ると、広い礁湖があってそのはるか先に波の立っているリーフのある場所が見えます。リーフ付近の濃い青色と、礁湖の薄い青色とのコントラストが鮮やかです。

滑走路の北側に回ると道はわずかに広くなります。端に寄せて車を止めるても、横に何とか車が通れる幅が確保できます。止まっている車もたくさんあります。通る車がないか注意しながら、付近を見ることにします。
このあたりでは、ツバメが飛び交っているのが見られます。本州に比べてだいぶ暖かいのですね。

滑走路の先から伸びる誘導灯です。沖合に向かって一直線です。

反対側の滑走路です。飛行場は訓練用のもので、飛行機の離発着は少ないようです。

道が狭いので長居はできません。滑走路北側から東側に曲がる向こう側で大型観光バスが止まっています。添乗員さんが降りてきて、車をどけてくれと叫んでいます。カーブではこの道幅いっぱい必要なようです。
曲がった先の海です。対岸が佐和田の浜になります。この付近の入り江がイナウカタバルというようです。今いるところも、滑走路のために埋め立てたところですから、イナウの上なのでしょう。不思議なのは、ここの入り江には、大小様々な岩が無数に点在していることです。

道路沿いに、魚垣(ながき・カツ)とかかれた案内板があります。潮の流れに乗ってきた魚を、石を並べて誘導しその先で集めて捕まえる漁法のようです。魚簗(やな)の海版といったところでしょうか。海を見てもそれらしいものははっきりしませんが、一部に石を並べたように見えるところがあります。

この先で道は、滑走路沿いから下地島北海岸に沿って東に進むようになります。このあたりは、かなり遠浅になっているようで、干潟は大きく広がっています。

さらに進んだ所に佐和田の浜展望所があります。そこから見たイナウカタバルです。ここの説明には、ここの散在する岩は、明和8年の津波で運ばれてきたものと書かれています。それより古い時代のものも混じっているそうです。

展望所の反対側に橋が見えます。そこから見えた海峡です。だいぶ砂で埋められているようです。ここの橋を渡ると伊良部島になります。

さらに進んで佐和田の浜です。ずっと遠くまで砂浜が続いているのがみえます。

続く...............