2018年05月21日

橋が結ぶ5つの島 08 12/16 伊良部島イナウカタバル

 下地島の西海岸に沿って北上しています。通り池への分岐からはすぐに北端に到着します。下地島には空港があって、その滑走路の北側は海にせり出しています。ここからは、滑走路に沿ってぐるっと回っていく道になります。この部分に入ると道は狭くなります。正面から大型バスがきたので手前で待っていたのに、変な進み方をしてきたおかげでバックさせられてしまいました。そのまま通過していて、すれ違う直前に待避できる場所はあったようです。
 下地島北側をとりまく珊瑚礁は岸からずっと離れています。滑走路沿いの道路から見ると、広い礁湖があってそのはるか先に波の立っているリーフのある場所が見えます。リーフ付近の濃い青色と、礁湖の薄い青色とのコントラストが鮮やかです。
下地島 空港近くのリーフ

 滑走路の北側に回ると道はわずかに広くなります。端に寄せて車を止めるても、横に何とか車が通れる幅が確保できます。止まっている車もたくさんあります。通る車がないか注意しながら、付近を見ることにします。
 このあたりでは、ツバメが飛び交っているのが見られます。本州に比べてだいぶ暖かいのですね。
下地島 空港北端 ツバメ

 滑走路の先から伸びる誘導灯です。沖合に向かって一直線です。
下地島 空港 誘導灯標識

 反対側の滑走路です。飛行場は訓練用のもので、飛行機の離発着は少ないようです。
下地島 空港滑走路

 道が狭いので長居はできません。滑走路北側から東側に曲がる向こう側で大型観光バスが止まっています。添乗員さんが降りてきて、車をどけてくれと叫んでいます。カーブではこの道幅いっぱい必要なようです。
 曲がった先の海です。対岸が佐和田の浜になります。この付近の入り江がイナウカタバルというようです。今いるところも、滑走路のために埋め立てたところですから、イナウの上なのでしょう。不思議なのは、ここの入り江には、大小様々な岩が無数に点在していることです。
下地島 空港北端からイナウカタバル

 道路沿いに、魚垣(ながき・カツ)とかかれた案内板があります。潮の流れに乗ってきた魚を、石を並べて誘導しその先で集めて捕まえる漁法のようです。魚簗(やな)の海版といったところでしょうか。海を見てもそれらしいものははっきりしませんが、一部に石を並べたように見えるところがあります。
下地島 イナウカタバル 魚垣

 この先で道は、滑走路沿いから下地島北海岸に沿って東に進むようになります。このあたりは、かなり遠浅になっているようで、干潟は大きく広がっています。
下地島 佐和田の浜

 さらに進んだ所に佐和田の浜展望所があります。そこから見たイナウカタバルです。ここの説明には、ここの散在する岩は、明和8年の津波で運ばれてきたものと書かれています。それより古い時代のものも混じっているそうです。
下地島 佐和田の浜からイナウカタバル

 展望所の反対側に橋が見えます。そこから見えた海峡です。だいぶ砂で埋められているようです。ここの橋を渡ると伊良部島になります。
下地島 佐和田の浜から内陸側の海

 さらに進んで佐和田の浜です。ずっと遠くまで砂浜が続いているのがみえます。
伊良部島 佐和田の浜

続く...............


posted by ヨッシン at 23:54| 旅行記