
道は海岸近くまで下ります。小さな川を越えたあたりから西之表市に入ります。せっかく下ったのですが、再び海岸に沿って斜面を登り始めます。このあたりからは海がよく見えます。浜は少し沖合まで浅くなっていそうです。波が広い範囲で白くなっています。風が強いせいか波も高めです。

坂を登ったり下ったりを繰り返しながら道は続いています。車を走らせているとカシミア号遭難救助の地と書かれた標識があります。舞床海岸・立山港にあるようです。行ってみました。港に着いて探したのですがそれらしいものは見当たりません。鳥居があるので行ってみると、立山のエビス様というものでした。

道路側を振り返って見ると石碑が見えました。降りてくる道からは木の影で見えなかったようです。米国人漂着地址と書かれています。ここが遭難したカシミア号の乗員が漂着した場所のようです。7名が流れ着いたと書かれています。

石碑の後ろにある道の入り口に遭難者救助の道と書かれています。この付近の集落は高台の上にありますから、斜面を担いで上がったことになります。

再び高台に上がって北上を続けます。立て続けに遺跡の説明板が設置されていました。これは芦野遺跡のものです。いずれも縄文時代前期のもので石器や土器が見つかったようです。

安城の町にはアコウのアーチと書かれた標識があります。行ってみました。ここの狭い道を下りていきます。大木が道路に被さるように倒れています。これがアコウのアーチのようです。

道は狭いので、車を駐められる場所がないか探しに先まで行ってみました。結局海岸に出るまでは道が広くなっているところはありませんでした。ここまできたついでに写した海岸のようすです。しっかりとした護岸が作られています。

かなり下ったところなので、位置を引き返しアーチの近くに車を寄せて駐めることにしました。車はほとんど通らないようです。横に普通の車が通れるだけの幅は開ける事ができます。
下側から見たアーチです。普通に大木が倒れているように見えます。

ちょっと違うのは、大木に沿って木の根のようなものがたくさんついていることと、両端にまっすぐ上に伸びる木があることです。

どうなっているのかはさっぱりわかりません。謎のままにしておきます。それよりももう少し上にあった、道の上に垂れ下がってくる木の根が密集し場所もトンネルっぽくなっていました。このようになるのはアコウかガジュマルのどちらかです。区別のしかたはよくわかっていません。

続く...............