次に見えてきたのは犬城海岸への標識です。馬立の岩屋とも書かれています。こちらに入ります。狭く薄暗い道です。一応舗装はされているのですが、落ち葉などが積もっていて山道のようです。
鳥なども時々見かけます。正面に大きな鳥がいたので写してみたのですが、普通のキジバトだったようです。

海岸近くまで下りると、広くなっているところがあります。そこに車を駐めて海岸を歩いてみることにします。
海岸の降り口に咲いていた花です。このタイプの花は名前を調べるのが大変です。結局の所何かは不明です。

海岸にはレキで埋まった浜があります。それほど広くなく、すぐに岩場へと続きます。南側の岩場です。

浜の礫です。小石に混ざってサンゴのかけらもみられます。

この付近の岩場を作る地層にはレキ層が挟まれています。今まで見てきた地層にはこれだけはっきりしたレキはありませんでした。

山側の崖です。大きくえぐられるように崩れています。礫岩層が削られたように見えますが、さらにその下から崩れているのでしょう。

沖合の岩場です。葉理に沿った削られ方の違いから、段々の帽子のようになっています。

海岸にできた洞門です。レキ岩層の下の砂岩層が削られてできたようです。

さらに南側の断崖です。ものすごく切り立っています。

この付近の海面近くにみられた礫岩層です。泥岩のレキがあります。このレキは地層より柔らかそうに見えます。このようなレキはマッドボールといいます。いったん作られた泥岩層がすぐに削られ、そのまま礫となったものです。

礫浜の南側はこれくらいにして、北側に行ってみます。
大きな洞穴があります。向こう側の海までつながっているようです。馬立(またて)の岩屋といいま

ここもレキ岩層の下の砂岩層が浸食されてできています。砂岩層にはきれいな斜交葉理がみられます。

続く...............