滝までの道は、網の目のようになっていてどれを通っていけばいいのかわかりません。カーナビに頼ることにしました。滝というので、山の方に登っていくのかと思っていたのですが、中軸部からだんだん下っていきます。よく考えてみたら種子島は島の中ほどは平で、海に近い周辺部が坂になっています。この坂になっているところに滝があるのだろうと考え直しました。
カーナビの指示に従って滝の駐車場に到着できました。ここからは歩きになります。少し進んで行くと滝が見えてきました。滝は2段になっていて、下を女淵の滝、上を男淵の滝といいます。これは、下の女淵の滝です。

すぐ正面には男淵の滝が見えています。

淵ということばがついているように、2つの滝の滝壺はかなり広くなっています。これは男淵の滝のものです。

川の方に降りていく道があります。女淵の滝の上に出ます。先ほどのものより女淵の滝を正面ではっきり見える場所はないようです。
女淵の滝の滝壺です。大きな淵ができています。こちらの方が狭いようです。

振り返って見た男淵の滝です。

道に戻ります。さらに上流側に続いているので行ってみました。川には小さな段差があって水が落ちているところがいくつもあります。これくらいの落差では滝とはいえないでしょう。

段差は地層の岩質の違いによってできているようにも見えます。上流に行くにつれだんだん小さくなっていきます。これくらいになると普通の川の流れと変わりありません。

この先は何もなさそうなので引き返すことにしました。
駐車場に戻り、島の東側を北上する道に下りていくことにします。途中で掩体群跡があると書かれた標識をみたので、何のことなのかと思いいってみました。道は車1台がやっと通れる幅しかありません。それらしいところに車が駐められて向きが変えられる場所がありました。
掩体とは戦争中に飛行機を隠すために作られた穴のことです。それらしい場所は、草が生い茂っていてはっきりとはわかりませんでした。もっとも、場所がわかるようでは飛行機を隠すのには使えません。

引き返して、山を下りる道に戻り目的の道路に出ることができました。
続く...............