レンタカーは、港入り口の土産物センターの周囲に置いてありました。ここは島内のレンタカー会社の共同の置き場になっているようです。最初に、レンタカー受付に行ったので島内のパンフをもらっておくのをわすれていました。レンタカー置き場までの途中にあった観光案内所によったのですが、韓国語のものしかおいてありません。レンタカー会社の人がどこからか日本語版を見つけてきてくれました。
レンタカーを借りてからの予定です。途中見所のあるところによりながら、最南部の門倉岬まで行ってから宿に向かうといい時間になると考えています。南に向かう国道を進んでいくことにします。海岸沿いを走っていると山側に漣痕と書かれた看板がありました。見ないわけにはいかないでしょう。行き過ぎていたのですが、引き返して見ていきます。駐車場はないので車は道路の脇に寄せて駐めます。
道路から見えた漣痕です。規則性が少なく、疑問符をつけたくなってきました。

漣痕を横から見たものです。地層の断面を見ていることになります。地層は直立しています。左側が海側、漣痕を見ていた側になります。茶色の砂岩層から青っぽい泥岩層に移り変わる所に漣痕はできます。砂岩層の左側にはあまりはっきりした漣痕はありません。写真をよく見ていると、右側が波打っているようです。漣痕は茶色い層に見られていたので左側ばかりを見ていました。

海岸に見られた地層です。砂岩泥岩の互層です。古第三紀の熊毛層群と書かれています。四万十層のようにみえます。間に、スランプ構造も見られます。海底で起こった地滑りでできた地層です。

車を道路脇に駐めているので、次に進むことにします。種子島中央部の西海岸を南下していきます。少し進んだ所で龍星館と書かれた道の駅のような建物があります。しっかりとした駐車場があるので、ここでゆっくりと海岸の様子を見ることにします。
北側の海岸線です。漣痕のあったところから地層のはっきりしない岩場が続いています。このあたりから再び地層がはっきりとしてきています。

海岸の地層です、砂岩泥岩の互層です。この付近のものは砂岩層が厚くしっかりとしてきています。蓮根などの地層表面にできる模様がないか探したのですが見つけることはできませんでした。

龍星館の南側に雄龍・雌龍の岩というのがあります。砂岩層の特にぶ厚いところが浸食で削り残されてできたようです。鳥居がつけられしめ縄が渡されています。

道路添いの岩も気になります。地層の様子もそうなのですが、トベラのような植物が岩の隙間に根を張り巡らせようとしている力強さに驚きです。

道路沿いの段差のすき間に生えていた植物です。長命草のように見えます。

再び南下を続けます。すぐに海岸から、島中央部を縦断する形になります、大ソテツとか、案内標識は見たのですが見つけることはできませんでした。
道路沿いに遺跡があったことを示す大きな説明板があります。発掘跡は再び畑地に戻されています。だいたいこのあたりという見当しかつけられないでしょう。ここに載せられている地図を見ると大ソテツは行きすぎているようです。

続く...............