2017年12月08日

龍の眼と森の神と 31    感想・余談など

 今回の旅行の最大の目玉は、ドラゴンアイでした。途中のバスの中で、旅行の目的は何かと、一斉に聞かれました。意外とドラゴンアイに手を挙げた人は少なかったようです。八幡平のガイドさんが一瞬行くのをどうしようかと言いかけたときはどきっとしました。霧の中とはいえ、みられただけで満足です。
 東北地方や北海道の地図を見ていると、環状列石というのがいろいろなところで書かれています。どんなものなのか気になっていました。これもフリータイムにその一つに行って確認することができたことが2番目の収穫でしょう。
 逆に残念だったのが、通った山がどこも雲の中で山頂まではみられなかったことです。北海道では、出直したらものすごくよく見えたこともあります。次に期待する事にしましょう。
 旅行中の出来事などを順不同で書いていきます。

<手袋>
 八幡平に登ったときに手が冷たかったので、手袋を出そうとしたのですが、見当たりませんでした。空港に着いて荷物を入れ替える時に、入れ替え忘れたのだろうと思っていました。八幡平から宿に着いて最初にカバンの中に入っていないか確認しました。見つけられませんでした。空港ではあるのを確認しています。この時点で、てっきり空港に置き忘れてきたものと思い込み、手元に戻ってくる事をあきらめていました。100均ショップで買ったものです。季節になれば買い直すことはできます。一応帰ってきてから荷物を確認しましたが、この時も見つけることはできませんでした。
 後日、旅行に着ていたジャケットを洗おうとしてポケットの中を確認すると、そこになくなったはずの手袋が入っているのが見つかりました。いつ入ったのでしょうか。空港ということが一番考えられます。どうしてポケットに入れようとしたのかは疑問です。あり得なさそうですが、八幡平で歩き始める準備をしたときに、一番最初に目について、何気なくポケットに入れたというのはどうでしょう。あり得なさそうな感じがします。たとえば、コップを持っていて、何かをする必要ができたのでコップを置いて、仕事を済ませてコップを置いた場所がわからなくなって探しまくることがあります。カバンを開けて、最初に手袋が見えたものの、他のものを出す邪魔になるのでとりあえずポケットに入れた。他のものの取り出した後、ポケットに何気なく入れたことを忘れてしまうという可能性は0ではないでしょう。
 さらに不思議なのは、なぜポケットの中を探さなかったのかという点です。絶対にポケットに入れていないという思い込みがあったのでしょう。もう一つ、指先が冷たく感じるようなところで、ポケットに手を入れて歩かなかったというのも不思議です。手を入れていれば見つけられたはずです。普通は、寒くなればポケットに手を入れてしまいます。

<合羽>
 添乗員さんから、最終日の白神山地で今回初めて合羽を出したことをチェックされていました。前回月山でつかったあとちゃんと乾かしてしまったかどうか気になっていました。前日の晩に宿で確認し大丈夫だったので、使うことになった次第です。一応このことは報告しておきました。ついでにこの時に台風に追いかけられたということを正直に言うと、「めっちゃ雨男」といわれてしまいました。台風が来たわりには、微妙に避けていたのですが..。合羽に雨がしみこんでいることもチェックされていました。長年使っています。当然防水機能も低下しています。膝の所に穴も開いています。こけたときについたものです。
 添乗員さんが、防水スプレーをかけてみたらとか教えてくれます。かなり使ったものなので。生地がすり切れ始めているのでしょう。あまり効果はなかったように思います。古いタイプなので、合羽自体も折りたたんだときの体積は大きく、荷物としてはかさばっています。総合的に考えると買い換えた方がいいような気がします。といって、今買って次に使う機会がめぐってくるのかどうか疑問です。また、今回のようなハイキングに参加するようなことがあれば、買い換えることにします。たぶん直前になって買えなくて同じのを使うことになる事になりそうな気もします。

<熊出没>
 旅行中いろいろなところで熊にであうかも知れないので注意するようにいわれました。まず、1日目の八幡平では、この時期に根曲がり竹を採りにいった人が熊によく襲われるという話が出ました。そのせいか、1泊目の宿に早めに着いたものの、添乗員さんから遠出しないようにいわれました。町中では、熊より車の方がはるかに怖いような気がします。
 2日目は、熊命姉さんです。十和田の森は熊がいて当然の話しぶりでした。宿では、最近熊が出没したとかで、フロントで注意されたし、張り紙もしてありました。結局ここでは見通しの良いところばかりを歩くことになりました。
 3日目の白神山地ではそれとなくの注意だけでした。ネイチャーガイドさんつきで歩くためでしょう。いてもおかしくはない場所です。
 初日に行った大湯環状列石は、その後熊の出没で立ち入り禁止となり、見ることができなくなったようです。
 一応それなりの対応の講義を知床5湖を歩いたときに受けています。ヒグマに対する対応ですが、ツキノワグマにも使えるでしょう。クマとの遭遇で問題になるのは、いきなり目の前に現れたときです。タケノコ採集でよく問題となるのは、タケノコに夢中になったあまりまわりの注意を怠るからだとされています。知床で熊に遭遇しないためにする方補として聞いたのは、道を曲がるときには開けてきた視野の先に熊がいないか茂みの中も含めてじゅうぶんみてから進むようにするということでした。できれば、この時に大きな音を立てると、熊の方から退いてくれるというものでした。今回は、熊に会わないためにはできるだけ見通しの良いところを歩くように心がけました。でも、熊を見てみたいというのもあります。

<望遠ズームレンズ>
 カメラのレンズは、何本か持って行っています。普通に昼間使っているのが、標準ズームレンズと望遠ズームレンズです。望遠ズームレンズは、前々回の旅行(石垣島−与那国島)で、像がぼけてしまうということが突然起こりました。レンズを拭いたりとかして、何かいじっている内に何とか写せるようになっていました。前回の旅行(天草−耶馬渓)の時は何とか使えていたようです。
 今回も使ってみて、やっぱり像がしっかりしないということがしばしばみられました。たまに、そこそこ写っているときもあります。やっぱり調子はおかしいようです。原因は不明です。そもそも何が原因なのかもわかりませんでした。
 帰ってきてからしばらくしてから、星の写真を撮ってみると、星が点ではなく「V」のような形に写っています。全体に同じ方向にできていますから、レンズの軸がずれていることが原因と判明しました。
 修理で直るものなのか、新しく買い換えた方がいいのか悩みます。買い換えるとして、鳥の写真では倍率がまだ小さいようです。もう少し長いレンズにしようかとか、いろいろ考えました。まず修理にどれくらいかかるか調べてみると、1万円ほどでできるようです。結局は、修理に出すことになりました。

<GPSロガー>
 行程の記録はGPSロガーで取っています。最近何とか使いやすいように設定できたようでした。今回もそれなりに記録を取れていたので、バスの移動中などは、写真の撮影場所の確認とかに便利でした。どちらかというと、写真を整理するときに、どこで写したのかということをどう書き込もうか悩みました。
 それなりにデータは取れたのですが、白神山地で記録とる間隔がいきなり1秒になっていました。30秒に設定していました。おかげで、白神山地を抜け出す前に記録量の上限に達して記録はストップしていました。
 原因については全くわかりません。ログ記録方法のセッティングモードにいきなり入ったためなのか、機械のエラーなのか不明です。歩いている最中に勝手に変わっています。この間触った覚えもありません。記録されたログは、帰ってからパソコンで見ないとわかりませんので、旅行中はどのように記録が取れているか知る方法はありません。この時に記録の摂る方法がどのように設定されているかを調べても、もとの30秒間隔のままでした。どうなっているのでしょうか。このあたりはジャンクで買ったものなのであきらめるしかないのでしょうか。

posted by ヨッシン at 23:44| 旅行記