食事の準備のためにいったん部屋に戻り、ふと外を見ると一度見たような景色が見えてきました。岩木山は北海道最南端の白神岬から松前付近にかけての地域から見たことがあります。白神岬からは、津軽半島から突き出た小泊岬にあわさるように見えていました。その小泊岬そっくりの岬が見えています。もちろん左右は逆になっています。

その小泊岬から左側にうっすらと陸地が続いているのが見えます。あきらかに、北海道です。この後食事会場に行こうとしたときに会ったツアー仲間に教えたのですが、小泊岬の上の方を写真に撮ろうとしていて、北海道らしく写していませんでした。
夕食はバイキングです。いつもより早めに終わらせないといけません。急いで、食材を集めようとしました。カニ足が取り放題だったのですが、前にいた客が談笑しながゆっくりとカニを選んでいます。なかなか替わってくれそうもないので、後から手づかみで5・6本先にいただきました。どうせカニをむくときは手づかみです。
食事が終わって部屋に戻ります。夕陽は部屋からも見ることができます。西の空をみると太陽は雲の中です。それでもしばらく待っていると、雲の間から顔を出してきました。

太陽の見えているすき間はわずかです。3〜4分の内に太陽は見えなくなりました。見えなくなる直前のものです。水平線のわずかに上になります。

この後ちょっとだけ時間をつぶした後、星見に行きます。なんか雲が増えてきたような感じです。最初にねらった木星とスピカ(その下)です。雲のせいで白っぽく写ります。星もにじんだようになっています。

うしかい座アークツルス近辺です。雲は少ないようですが、やはり星はにじんでいます。

こと座です。雲が流れてきました。

ふたご座です。雲のないすき間があるのですが、ほんのわずかです。青っぽく写っているところです。

この後も何枚か写しました。その後は、雲が増えてきたようで、避けようもなくなってきたので、引き上げることにしました。
あとは、風呂に入って寝るしかありません。部屋を暗くして、横になりながら窓の外をみていると、遠くの方で時々赤く光るものが気になります。星を見ている間もよく光っていたので気になっていました。灯台にしては間隔が不規則で変だとは思っていました。ここからよく見ると雷のようです。カメラを出して、窓越しに写真を撮ってみました。

三脚は分解してカバンの中です。荷物をほとんど全てぴっぱりださないといけないので大変です。三脚を使わず、しっかりした台の上にカメラを置いて明るく光るまでシャッターを開いたままにして写しています。
わりとはっきり写った稲光です。

よく考えてみるとスプライトも出ていたかも知れません。三脚を出したほうがよかったようです。
続く.......